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年齢か経験か

メルボルンで2日間の新入社員研修に参加しました。私はすでに入社2か月を過ぎていますが、すぐにクライアント先で仕事が始まってしまったため、これまで参加できなかったのです。最近入社した約50人が全国から集まりました。新入社員といっても40歳代以上(に見える人)も多く、50歳代(に見える人)も10人ぐらいいました。私の会社はコンサルティング会社なのでそれなりにキャリアを積んだ人が多いとはいえ、新入社員研修でこの光景は日本ではなかなか見られないよなーと感銘を受けていました。

私の会社はシステム構築系のプロジェクトを請け負うことが多いですが、システム開発といっても所謂プログラマーなど、若者が得意なバリバリ技術系の職種ばかりでなく、プロジェクトマネージャとかビジネスアナリストなど、技術系でない職種の人もたくさんいます。そういう職種はビジネスやマネジメントの豊富な経験が必要。また特定分野の専門知識も必要です。そうすると必然的に年齢が高くなります。

この研修中、コンサルティングのトレーニングをしてくれた講師は外部講師でしたが、この女性は昔コンサルタントとして活躍していたころの豊富な経験を生かして、今はコンサルティング手法の専門家として活躍しています。こういう仕事も職業として成り立っているのです。日本ではコンサルティング会社を相手にコンサルティング手法を教える職業なんて見たことありませんでした。そういえば今の私のクライアントは「アジャイル」という開発手法を使っていますが、この手法の専門家が社外から派遣されてきて社内にトレーニングを施しています。これもおそらく日本では職業として成り立たないでしょう。

日本と何が違うかというと、日本は年齢や性別で人材を評価するのに対し、この国(だけではなく日本以外の多くの国)は経験や専門能力で評価します。だから年齢が高くても新入社員になれるのです。また会社も専門能力をもった人材を必要としています。

日本の会社では、30代後半にもなると転職が難しいと聞きます。でも実際には仕事をするうえでは経験の少ない若者だけでなく、豊富な経験や専門能力は必要です。では日本企業は転職市場にいない彼らをどうやって手に入れているのでしょうか?
推測1 年齢が高い人は転職しない。しかし首切りして取り替えるのは無理。よって今いる人たちでなんとかする。
推測2 そもそも専門家があまりいない
推測3 専門家の評価方法がわからない
推測4 そもそも専門家を必要としない
推測5 専門家なんかいなくても残業と根性でなんとかする

日本では学校教育でも会社でも何かの専門家を育成するようになっていないし、専門分野のことは専門家に任せておこう、自分たちには専門外だから専門家に外注しよう、外から専門家を招いて刺激を受け自分たちも成長しよう、という発想にはなかなかなりません。一方では専門家を育てることや使うことが当たり前の社会があります。このような社会と共存している日本の姿がなかなか想像できません。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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個人的な見解ですが、日本ではコンサルティングという業種そのものに対する理解が不足していると感じています。
コンサルタントとはそもそもがプロフェッショナルであり、サービスを提供するコンサルタントはその意識を持つべきです。またそのコンサルタントを採用するクライアントも、プロフェッショナルという言葉の意味も含めて理解していることが必要だと思います。
コンサルティング企業に入った人は、勘違いするんですよね。自分はプロだと。
でも生半可な知識でクライアントにサービスをしてしまうから、ぼろが出てしまう。そのため、クライアントも、コンサルタントってこんな程度かと勘違いしてしまう。
イチローを見たらだれもがプロだと思うでしょう。でもコンサルタントも本来は、誰が見てもプロだと思ってもらえるようなものを持たなければならない。持っていないのに、勘違いしてしまう。そういうのを見ているクライアントは、コンサルタント=プロフェッショナルという公式は成り立たなくて、コンサルタント=怪しいという公式が成り立つ。
そういうお客さんをたくさん見てきました。
とても残念です。
プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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