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オーストラリアの選挙

昨日はオーストラリア連邦総選挙でした。6年ぶりに政権交代し、保守連合が政権の座につくことになりました。二大政党ともに政策の焦点や違いが明確でなく、最後まで迷った有権者が多かったようです。両党ともこれといった心強い政策を打ち出すことができず、経済成長を中国に頼れなくなる将来、不安含みの船出になりました。

選挙の日の朝、暖かく晴れ上がった真青な春の空には、選挙の宣伝の旗をひらめかせた飛行機が旋回していました。投票所にはバーベキューやケーキの屋台が並び、この日はお祭り気分。どこの投票所が美味しいとか、この投票所はソーセージ・シズル(ソーセージのバーベキュー)の屋台の列が長いなどの情報を交換するウェブサイトまで設置されていました。州内ならどこの投票所でも投票できるからです。貴重な週末の一日、投票日に自宅にいるとは限らないので、これは有権者にうれしいシステムです。

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このイギリス在住の有権者は「ソーセージ・シズル」がないなんて!と嘆いています。オーストラリアの屋台といえばソーセージ・シズルは欠かせません。

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オーストラリアでは投票は国民の義務。食べ物で釣るのはいい案です。楽しいことがあれば投票に行こうという気にもなるでしょうね。

「ツッコミどころ満載の在外選挙」 に書いたように、日本人か海外から投票しようと思ったら、とてつもない手間と時間がかかります。在外投票希望者は、まず在外公館へ出向いて選挙人の登録申込み。この手続きに二カ月かかります。投票は在外公館へ行けばできますが、近くに在外公館がない人は、郵便で日本と居住国の間で二回も書類をやりとりしなければならないのです。このネット時代に紙しか使わないというのは、ハイテク国日本がやることとは信じられないほど時代遅れです。

オーストラリアの選挙は、在外投票という言葉すらありません。国内に住んでいようと海外に住んでいようと、郵便投票希望者はオンラインで申込み、投票用氏の希望送付先に住所を書くだけ。海外居住者はここに海外の住所を書きます。申込プロセスのステータスはオンラインでいつでも確認できます。世界中どこにいても簡単に投票できる仕組みがあるのはすばらしいと思います。

政策の情報提供は、インターネット、フェイスブック、ツイッター、合計三回の党首テレビ討論会、その他あらゆる手段を使って行われました。国民放送ABCによって制作された選挙用のウェブサイトでは、質問に答えていくだけで自分の政治的志向を確認することができ、各党の政策の比較も分野ごとに詳しく分析できるようになっています。また初めて投票する人のために、投票用紙に記入する練習ができる双方向トレーニングウェブサイトもあり、至れりつくせり。毎年多くの移民が市民権の獲得と共に選挙権も獲得するので、全員が間違いなく投票できるようにとの配慮かもしれません。私も投票したくなりました。

オーストラリアの投票率はいつも90%を超えますが、これは行かないと罰金を取られるからという理由だけではないでしょう。有権者に必要な情報をできる限りの手段で与え、便利に楽しく投票できる仕組みが大きく貢献していると思います。


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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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「食べ物で釣る」と書かれていましたので一言。
食べ物で釣る、投票率を上げる、という目的ではなく、学校のためのfundrasingです。ほとんどの学校が投票所として場所を提供していますから、人が集まるのはfundrasingにはとてもいい機会です。他にも、マフィン売ったり、マーケット(ガレージセールの集合体)を開いたりしています。

yellowさん

目的は何であれ、屋台が選挙に行く楽しみの一つになっているという意味です。私も寄付金集めのイベントに参加するときは、好きな食べ物があることが動機の一つになったりします。投票率を上げるために屋台を設けているのではないでしょうが、それがあることが結果的に選挙を楽しく魅力的なものにしていると思います。

政権交代

お元気そうで嬉しく拝読いたしました!
ソーセージバーベキュー(笑)もうホントに食べたくなりましたよ!
もう、絶対に日本では同じ味にならないんですよね。何なんでしょうか(/--)/
オーストラリアのあの空の下でしか味わえない何かがありますよね。

オーストラリアも先行き不透明な雰囲気に入りつつあるのでしょうか?
しかし投票率は相変わらず凄いですね。 こういう意識の高さは、やはりいざというときの人間力に繋がるでしょうね。

ご存知でしょうが、こちらの総理大臣言っちゃいましたよ。全世界が注目も注目の公の場所で、、「汚染水問題は全然問題無く完全にブロックしているって・・だから東京にオリンピックを!」と・・私、テレビに向かって「そんな訳ないだろ!」ツッコミいれてしまいました。気がついたらあぶら汗も出てましたし。

「言~っちゃた!言っちゃた」みたいな?

だって漏れてるどころか、普通に海に流れ出てるようにしか見えない写真とか映像をどう説明出来るのか(--;)?

ほぼ同時期に汚染水問題の指揮が東電から政府に移ったと、地味に発表されました。
オリンピックありきでの対応なのがバレバレですね。

オリンピックを否定する気は更々ありませんが、やっぱり順番ってありますよね。この国のトンチンカンは末期的かもしれません。

アメリカ、イスラエル、シリア・・と世界情勢はますますあちらの方向へ進んでますし。

先日、突然、兄に住みたい所で自由に生きなさい!と何故か言ってもらえましたので、私も受け皿になるべく始動しようかな?・・と考えられるようになりました。
(遅すぎですが汗)

ヨシコさんどうぞお体にだけご自愛されて、お仕事頑張って下さいませ\(^^)/
いつか、お会いしたいですね☆


ポンポンさん

いや~あの「完全ブロック」には椅子から落ちそうになりましたね。それでも票を入れてくれるIOCもツワモノです。まあこの組織も清貧とは言い難いので、二人仲良くどうぞ。それでまたオチがあって、昨日「完全ブロック」は早々と撤回して「問題ないレベル」に修正しましたね。何が問題ないのか知りませんが、あんまり笑っちゃうんで、ブログに書く気もしないです。

オーストラリアも他の先進国よりまだマシとはいえ、だんだん先行き不透明になってきましたね。投票率が高いのは義務投票制が影響していると思いますが、普段から世間話のひとつとして政治を話すような雰囲気もあり、日本と比べると国民の政治に対する関心は高いと思います。

家族に背中を押してもらってよかったですね。また近況をお知らせください。いつかお会いできるのを楽しみにしています。
プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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