今日は仕事納め。明日からクリスマス休暇に入ります。ヤッホー!

過去二回のオーストラリアでのクリスマスは、普通の家庭のクリスマスの過ごし方を紹介しましたが、今回は職場のクリスマスを紹介します。
オーストラリアのクリスマスは夏の真っただ中。サングラスなしでは過ごせないぐらいので、厳粛な感じは微塵もありません。日が長いせいか、街のライトアップはショボすぎます。そもそもお店は通常6時ごろ閉まっていまうし、街が暗くなる時間帯には普通は家に帰っているので、ライトアップしてもしょうがないのです。街のデコレーションも日本のように商売向けの派手さはありません。ただしプライベートな空間ではデコレーションに気合いが入ります。家の中のクリスマスツリーなどはもちろんのこと、オフィスビルの入り口のクリスマスツリー、そして仕事場。私の職場では廊下、壁、デスク、すべてがキンキラキンに輝いております。
先日はバスに乗ったら、バスの中が全部クリスマス。大きななサンタとトナカイのぬいぐるみが座っていて、天井と壁は電飾とキラキラモール、窓は飾りのシールで埋め尽くされていました。運転手はもちろんサンタの格好です(女性でしたが)。こういうなんでも楽しんじゃう精神はとってもオーストラリアらしいですね。こんな気候だと、クリスマスにかこつけて飲んで食べて騒いじゃお!というところでしょうか。
私の職場(大学)では、クリスマスにかこつけたパーティが大小の部門単位で5回もありました。もちろん日本の会社の忘年会のように夜集まることはありません。キャンパス広場に全職員が集まったランチョンパーティの日は、近年のブリスベンでは記録的猛暑の38度でした。冷えたシャンパンがどんどんぬるくなっていきました。その他職場で行うアフタヌーンティーやランチの持ちよりパーティ、そして職場の外でも行われました。参加は個人の自由です。いつものことながら仕事以外のことは誰かに強制されることはなく、あくまでも個人の意思が尊重されます。出席しなかったからといってうしろ指をさされることはない環境は、本当にストレスがたまりません。
さて、今年の目玉は「ローンボール」でした。貸し切りバスで職場を出発し、ボールクラブへ到着。バーでお酒とカナッペを楽しんでから、オージーらしくバーベキューランチです。

腹ごなしの後はローンボールのプレー開始。一見芝生の上のボーリングのようですが、中身は全然違います。黒いボールを目標の白いボールを目がけて転がし、止まったときに白いボールにできるだけ近づけるようにするゲームです。ボールは完全な球体ではなく、重心が中心にないので、転がすと途中からどんどん横へ曲がって行ってしまうので、見た目よりは難しかったです。

ローンボールはイギリスで始まり、イギリス連邦諸国で盛んなスポーツ。イギリス連邦のオリンピックであるコモンウェルスゲームの正式種目にもなっています。フットボールのように体力を使わないので、お年寄りがグループで楽しんでいるのを見かけます。
気合いが入っているチームは、正式な白の服装で全身を固めていました。

まじめに勝負をかけるグループも、のんびり玉を転がすだけの人も。もちろんやりたくない人はワイン片手におしゃべりに花を咲かせ・・・。思い思いの過ごし方で午後の数時間を楽しみました。
私の以前の職場ではクリスマスパーティはブラックタイでしたが、職場変わればクリスマスも様変わり。いろいろなクリスマスを体験しています。
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