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パッケージ大国での買物

日本の大きなショッピングセンターで買物をしていたときのこと。商品を買ったら手提げのついた紙袋に入れてくれました。続いて同じショッピングセンターの別の売り場で商品を買うと、持っていた手提げ袋と新しく買った商品を一緒にして別の大きな手提げの紙袋に入れてくれるのです。そしてまた別の商品を買うと、今度は大きくなった紙袋よりさらに大きい紙袋を出してきて商品と一緒に入れてくれます。こうして持っている紙袋は商品の数と共にどんどん大きくなります。家に帰って持ち物を整理すると、買った商品とは別にいくつもの数の手提げ袋、手提げ袋の中でさらに商品を包んでいた袋、そして製造時に始めから小物製品を包んでいた厚紙の台紙やプラスチックのカバーなどなど・・・。残ったのはパッケージの山です。

オーストラリアでは買った物をなんでも袋に入れてくれるということはありません。レジで「袋は要りますか?」と聞かれることが多いし、「袋はありません」と言われることもあります。頼まなくても袋に入れてくれようとしたときは、自分で袋やバッグを持っていたり袋なしで持ち帰れる場合はもちろん断ります。買ったものはなんでも包まなくてはならないという発想はありません。考えてみると、最低限の包装があれば買った物をそのまま持って帰れる場合は実は多いのです。枕とかゴミ箱・整理箱など、大きめの生活用品で手がついていたり手でぶら下げて持てる物はそのまま持ち帰ります。仕上がったクリーニングも袋に入れずにそのままハンガーをつかんで持って帰ります。フランスパンは日本のように長い紙袋に入れてからもう一度ビニール袋に入れなくても、紙袋をつかんで持って帰ればよろしい。電車やバスでも袋に入っていない商品を持って乗っている人は普通にいるので、違和感はありません。そういえばお弁当箱をむき出しのまま大事そうに手で抱えて朝の通勤電車に乗っていたサラリーマンもいましたね(笑)。持っている物を包んでいなかったからといって不便はないし、他人に迷惑をかけることもありません。

日本のスーパーの生鮮食料品売り場に行くと、多くの商品が小口にパックされた状態で売っています。オーストラリアの野菜売り場に行くと野菜が見えるのですが、日本の野菜売り場で見えるのは棚を埋め尽くすパッケージ。売り場を見渡してすべてのパッケージを集めた量を想像するとクラクラするほど。家に帰れば梱包プラスチックだらけです。

日本以外の多くの国では野菜は量り売りの所が多いと思います。売り場では大きな棚にジャガイモやリンゴがドーンと山積みされているだけ。自分で好きなだけ取り、レジでは店員が重量を量ってくれるか、セルフサービスのレジでは自分で量ります。日本はどうして何でもパックしてしまうのでしょうか。梱包作業も大変だし、梱包コストもかかるし、ゴミは出るし、消費者は好きな量を選ぶことができません。こちらではみかん一個とかバナナを一本だけちぎってかごに入れることだってできます。余分な物を買わなくて済むので本当に助かります。

日本では商品をきれいに包むことこそがいい顧客サービスという信仰が強いようです。でも、地球温暖化やエネルギー問題を抱えた私たちにとって、それは本当に必要なことなのでしょうか?商品価格には梱包代が上乗せされます。家に帰ってゴミの整理に困るのは消費者。好きな分量を選べず、パックの量を押し付けられるのも消費者。そしてゴミの焼却には大量のエネルギーが消費され、地球環境を汚します。商品を売る側にとって過剰包装は余剰コスト以外の何物でもありませんが、消費者がそれを求めるならそうします。欲しいのは商品ですか?それともパッケージ?消費者も販売者も、資源を惜しみなく使うことがいい顧客サービスという発想を転換し、過剰包装を促進しない買物の仕方を考えてみてはいかがでしょうか。

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テーマ : 海外にて日本を考える
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はじめまして。 ツイッターのリツイートからおじゃまします。
私が住む秋田市ではゴミの焼却のコストがかかりすぎることから
今年7月より「ごみ袋の有料化」が始まりました。

もともとのゴミ袋の価格に1リットルあたり10円のゴミ処理料が
加算され、ゴミ袋を販売することになりました。
45リットルのゴミを週2回、月8~9回としても年間5000円程度の
負担なのですが、その効果は高く、店先で袋を受け取らない
人も増えたようです。

ゴミの集積所も有料化施行以前とは明らかに様子が違います。

ただし重量に対してではなく体積に対してですので
ゴミが減ったように見えているだけのような気がしますが
市民の心構えが確かに違ったように感じます。

ゴミ袋の有料化。。。有効だと思います。

コレキヨさん

こんにちは。ゴミ袋の有料化はゴミの抑止力のなるでしょうね。でも私が先日ショッピングをした東京都では、ずいぶん前からゴミ袋の有料化をしていますけど、相変わらず包装が多いです。オーストラリアではゴミ収集に関しては無料なのに日本のような過剰包装にはならないことを考えると、日本にはちょっと有料化したぐらいではどうにもならない包装信仰があるのかもしれませんね。

消費者が包装を減らそうとどんなに努力しても、売っている商品がすでに包装されていたのでは、なす術がありません。販売者側の意識の問題もあります。でもそういった販売業者が、環境汚染や無駄なエネルギー消費を促進する企業として非難されたり、ゴミ袋代が余計にかかるとして市民から抗議運動が起こることもないので、結局日本の消費者は現状に満足しているということなんでしょうかね。

プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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