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恐怖のタバコパッケージ

オーストラリアでは、たばこのパッケージに会社のロゴや宣伝文句を入れることを禁止する法律について、日本のJTを含む世界のタバコ会社4社が憲法違反として訴えていた訴訟を最高裁が棄却しました。12月からはすべてのタバコはこんなパッケージになります。

AusTabacco.jpg


今でもこのタバコの害を訴える警告画像は箱の裏面に入っているのですが、今までは会社のロゴは許されていました。今度の決定ではロゴは許されず、商品名と社名は決まった色、書体、サイズの文字で決まった場所に入れなければなりません。そしてパッケージの表の4分の3の面積と裏の全面には警告画像を入れなくてはなりません。箱の色はモスグリーンに統一されることになります。この色はアンケートの結果、一番喫煙意欲を削ぐ色だったいうことです。なるほど、いかにも美味しくなさそうですね。普通メーカーはどうやって魅力的に見えるパッケージを作るかに苦心しているわけですが、どうやって魅力的に見えないパッケージにするかに苦心するとは、なかなか経験する機会がない苦労です。しかしこんなパッケージを見てまで吸いたいと思う人がいるのかな。

子供の健康を守る組織やWHOなど健康関連の国内外の組織はこの決定を大歓迎しています。でもタバコ会社は怒り心頭でしょうね。自分の会社の製品に商標であるロゴさえ入れられず、他社との差別化ができないどころか、誰も買いたくなくなるようなデザインを強制されるんですから。これでは商売やめろといってるのと同じです。今回の決定はタバコの規制について世界で最も厳しい法律になりますが、喫煙に厳しいオーストラリア、さすがにやることが徹底してますね~。世論もおおむねこの決定をサポートしています。やはりタバコは好ましくないという国民の意識があってのことなんですね。

私は嫌煙家なので個人的には賛成です。オーストラリアは基本的に公共の場ではタバコは禁止されているので、今は完全にスモークフリーな環境で暮らしています。レストランに行ってどんなに美味しい食事がでてきても、煙の臭いがしただけで興ざめです。居酒屋などで室内が煙もうもうではお酒も楽しめないし、帰宅してからもしばらく衣服の臭いが取れないなんて許せません。誰でも食事やお酒を快適な環境の中で楽しむ権利があるのです。喫煙者が自分の健康を害するのは勝手ですが、他人の健康まで害するのは言語道断です。タバコによって健康が損なわればその費用は国の医療費から負担することになりますが、吸わない人が吸う人の医療費まで負担しなければならないのはどうみても不公平です。

日本はタバコ税も低くスモーカー天国ですが、肺がんになる人が多いのは喫煙と関係があるのは間違いありません。医療費が国の財政を圧迫しているのにも関わらず、タバコの被害による医療費を抑制しようという議論にはなかなかならないのは不思議です。放射能の害は議論されてもタバコの害があまり問題視されないのは、本末転倒に見えます。タバコは公衆の健康にもっとも大きな害を及ぼすといわれ、年間では世界で600万人が、日本では12万人が、オーストラリアでは1万5千人がタバコの害で亡くなっています。

今回のパッケージ規制は喫煙には大きな抑止力になるでしょう。同じような規制を検討しているニュージーランド、カナダ、イギリス、ノルウェー、インドなどの国はオーストラリアの決定を見守っていましたが、今回のオーストラリア最高裁の決定を受けて、これらの国々も後に続くと見られています。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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不謹慎とは知りながら、思わず笑ってしまいました。
オーストラリアもやりますね。
シンガポールも10年くらい前からパッケージに肺がんにかかった肺の写真や障害を持って生まれてきた子供の写真を掲載していました。「これでもか」って感じが当時はしていましたが、ロゴまで制約するというのは確かに今後、あるかもしれませんね。こんなパッケージの箱を持ってまでたばこを吸う人というのは、いい悪いは別にして、信念があるかも。
日本のようにおしゃれなのパッケージからは想像もつかないですね。しかも今や女性に抵抗がないようなデザインまで横行しているので。

Nuggetさん

シンガポールも厳しいらしいですね。このタバコを買った人は即自分のタバコケースに移すのかなあ?それともそのまま?喫煙者がどんどん肩身がせまくなっている今、日本はタバコは安いし罪悪感を持たずに堂々と吸える数少ない先進国のひとつですね。世界中の愛煙家たちにうらやましがられる国かもしれません。
プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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