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住みたい所に住む

シドニーに住んでいた友人がブリスベンに越してきたというので、しばらくぶりに会いました。彼はもとはフランスの出身、オーストラリアに移住してシドニーにずっと住んでいましたが、新しい世界を経験するために2年ほどシンガポールで仕事をしてシドニーに戻りました。で今度は転職してブリスベンへ。でもここは刺激がなくてつまらないので、来てまだ2カ月だというのにもうすぐゴールドコースト(ブリスベンへの通勤範囲内)へ引っ越すそうです。たしかにブリスベンは住みやすいところですが、遊びや観光に適した所ではありません。

この国では、というか特にオーストラリアだけでないと思いますが、国内国外に関わらず自由に住む場所を変えながら生きている人がたくさんいます。オーストラリアの国内移動だけ見ても、仕事を辞めて、または前の仕事を続けながら、住む土地を変えるのはよくあること。特にブリスベンは温暖な気候を求めて他の州からやってくる人が多いです。

国境を越えた引越も普通のことで、いろんな国を渡り歩いている人も珍しくありません。私の前のルームメートは、「日本→ニュージーランド→オーストラリア」の人と、「香港→アメリカ→オーストラリア」の人だったし、南アフリカ→ヨーロッパ→オーストラリアなどのパターンも多いし、香港→オーストラリア→香港→オーストラリア、シンガポール→オーストラリア→シンガポール→オーストラリアの友人もいます。オーストラリア人でヨーロッパに何年か暮らして、また戻って来る人も多いです。

住む場所を変えるのはいろんな理由があるでしょう。オーストラリアへの移民はイギリス、ニュージーランド、中国からの人たちにとって特に人気ですが、最近私のまわりでは経済状況の悪化でイギリスやニュージーランドからやって来る人が多いです。生活の質を向上させたい人もいるし、自分と相性のいい土地で暮らしたいという人もいます。キャリアアップという理由もあります。私の同僚の女性はフィリピンからオーストラリアに来て、情報システムの先進国での仕事を経験するためにアメリカに渡り、何年か仕事をした後オーストラリアに戻ってきました。ビジネスがグローバル化している現在、国際経験があるのはキャリア上有利なので、レジュメに堂々とそれを書きます。特に技術者は海外で仕事をしやすいこともあり、いろんな国で仕事をしている人が多いです。

新しい世界を経験したいからという理由もあります。同じ国や土地に長くいると視点や考え方が固定されてしまいます。違う国に住むということは大変なこともたくさんありますが、新しい経験をし、新しい人に会い、自分の世界が広がるし、人生がより豊かになります。私の場合は、日本を出て世界観が180度変わってしまいました。日本では国内ニュースが中心で海外のニュースはあまり入ってこないし、人材の流動も少ないので世界が遠い感覚がありますが、オーストラリアでは国内だろうと国外だろうと同じ扱いでビッグニュースを優先して扱うし、日常的に海外からの情報がどんどん入ってきます。いやでも自分は世界の中の一員なんだということを意識してしまいます。

日本では人生のステージやキャリアアップの都合に合わせて住む場所や国を変えるという感覚がありません。私がオーストラリアに移住することを伝えたときの日本の職場の反応は、技術者集団でしたが、こっちがびっくりしてしまうほどでした。「オーストラリアに骨を埋めるんですか」とか「何年ぐらい行ってるんですか」とよくきかれ、返答に困ったものです。農耕民族と狩猟民族の違いという意見もありますが、今や国の間の垣根が低くなり、ヨーロッパでもアジアでも国をまたいで仕事をしたり住む場所を変えることは珍しくなく、特にビザを取りにくい国でもないという条件を考えると、日本は特異な国だと思います。

今後日本では産業の空洞化とグローバル化が進み、国内では仕事が少なくなり、海外に職を求めたり海外の人達と競争しなければならなくなります。日本で移住や海外就職を目指す人達は、人生を日本に固定化した考え方が圧倒的な社会にいると不安になることも多いと思いますが、日本を一歩出れば、その時々の都合で住む場所や国を変えることは普通のことです。

そういう私も今はブリスベンに仕事があり、この土地が気にいって人生を楽しんでいますが、この先なにが起こるかは誰もわかりません。10年後は他の街や国にいるかもしれません。何があるかわからないから人生っておもしろいんですよね。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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はじめまして!!

divayoshikoさんのブログ読まさせていただきました!

僕は現在大学生で、オーストラリアのブリスベン(おなじところですね)に住んでいますが、いろいろと共感できるところがあって、現在同じ国に住んでいる日本人として幾分嬉しかったです!


今では合わせると2年間こちらにいます。ちょくちょく日本にかえったりしますが、オーストラリアは第二の故郷みたいな感じで、とても親しみがあって個人的にはかなり住みやすいです!




意見交換などできるととてもうれしいです!

またブログ更新たのしみにしてますねー!

Yさん

コメントありがとうございます。ブリスベンにお住まいですか~、私も手ごろなサイズとのんびりした雰囲気が住みやすく気にいっています。同じ街に住んでいる人に応援してもらうとうれしいですねーe-68。またぜひ来てコメントくださいね。お待ちしています!

こんばんは。

実は、今、10年過ごしたメルボルンから、NSWに引っ越そうかどうか、悩んでいます。私自身、大きなお庭のおうちで家庭菜園したり、ガーデニングをしたりしたいのですが、シドニー近郊ではおうちも高いので少し北のセントラルコーストに行きたいなぁと思っていました。でも、今まで積み上げたものを捨ててまた1からやり直すことを考えると、ちょっと寂しい気もしてしまいます。やっぱり、私って典型的な日本人なのかもしれません。
住みたいところに住む。。。ブログを読ませていただき、私へのメッセージのような気がしました。心を無にして、本当にどこに住みたいかを感じ、決めていきたいと思いました。ありがとうございました。

mika creative さん

私も仕事も家族も友人も、ないないづくしのオーストラリアに来ましたけど、今まで積み上げてきたものを捨てるのは勇気が要りますよね。でもやりたかったことを始めたり、知らなかった世界を体験するのもこのうえなく楽しいこと。私も将来は家庭菜園やガーデニングをするのが夢です!自分は何が好きで何をしたいのか?それをするにはどこが最適なのか?それを考えながら住む場所を考えていきたいと思います。NSWでいいおうちが見つかるといいですね!
プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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