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政府のお仕事

今のクライアントは州政府です。常駐なので、毎日政府機関のオフィスに出勤してIT部門の人達と一緒に仕事しています。政府系で仕事をするのは初めてですが、民間企業とは別世界なのでびっくりしてます。

まずとにかく雰囲気がの~んびり!ITスペシャリストは数年ごとに転職するのが当たり前。いついい仕事が来てもいいように常にレジュメを更新し、転職したくてもしたくなくてもエージェントに会ったり企業と面接したりして、いつも次の仕事の可能性を探っているのが普通。でもここの人はほとんど転職ぜず、定年までいる人が多いのです。このほ~んわかした雰囲気はそこから来ているのでしょう。4時ごろ帰っちゃう人も多いです。家に帰ってなにしてるんだろう?

辞めないので平均年齢が高い!50-60才ぐらいのチームメンバーもたくさんいます。でもちゃんと開発の仕事をしていますよ。日本ではある程度の年齢になると開発からは退きますが、ここでは年齢は関係ないのです。日本のように毎日残業で体力勝負なんてことはありえないので、十分にやっていけます。私と一番身近で仕事をしている人はもうすぐ定年になる気のいいおじいちゃん。経験が長いのでいろんなことを知っていて、いろいろ勉強させてもらっています。

辞めない代わりに組織内の異動がよくあります。メールで社内ポジション募集の広告がしょっちゅう来ます。自分がやってみたい仕事があったら応募して、採用されたら移れるのです。終身雇用の日本の会社のように、人を頻繁に異動させることで解雇をしなくても済むしくみになっているのでしょう。

働いている人達は、外界とあまり接していないせいか、シャイな人が多いです。オーストラリアの人はみんな開放的でフレンドリーというイメージがありましたが、所変われば人も変わるんですね~。

キッチンにはティーバッグやコーヒーやカップが置いてありません。さすがに国民の税金の使い道には厳しいのかな?おかげで私の机の引き出しは、自分で用意したティータイムグッズで埋め尽くされています!

もう一つの特徴は移民が多い。しかも出世してます。民間企業でも移民が多いし、日本に比べると年齢、性別、人種の差別はぜんぜん少ないですが、それでも上のポジションはオーストラリア人が多いです。政府系は民間と違って、人種差別をしないという大義名分を守りやすいのでしょうか。本当にさまざまな人種がいて、人種のるつぼといった感じです。

職場では、目標を設定してそれを死守しようとか、喧々諤々議論するとか、あくせくした感じがありません。独特の雰囲気は日本のお役所に似ていて、お役所ってどこの国でも似てるのかなあと思いました。ずっと民間企業で働いてきた私にとってはズッコケることが多いですが、最近はこの平和な世界が妙に心地よくなってきました。ヤバッ。ここにあんまり長くいると民間には戻れなくなりそうです。

先日時代を感じる出来事がありました。オフィスのコンピュータからは、ウェブメールや娯楽関係など、明らかに仕事には使わないウェブサイトはアクセスできないように設定されているのですが、最近Facebook, Twitter, LinkedInといったソーシャルメディアにもアクセスできるようになったのです。ソーシャルメディアはビジネスでも当たり前のインフラになっているので、アクセスできないのは時代遅れだけでなく、仕事にも支障をきたすからというのが理由。私も仕事で使う必要があってときどきからオフィスからアクセスしています。保守的な政府機関でさえ、もはや時代の流れには逆らえないのでしょう。ただし、「私用目的の場合、使用時間はお昼休みや業務終了後に限る」と注意書きが書いてありました。

というわけで、びっくりしながらもお役所の仕事になじみつつあります。コンサルタントの仕事はいろんな職場を体験できて、いろんな人と会えるのでおもしろいです。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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同じ役所に対する仕事でも、日本とはえらい違いですね。
ただ、役所生活が長いと天下れる一部の人を除いて、感覚が民間の意識とあまりにも離れているため、転職できなくなるという点では同じ。
以前ある中央官庁に提案した時、先方の担当者、てっきり本当の公務員だと思ってたら、民間から出向してた人。ああいう役所の空気って、長くいると、人を変えるのだと。
気をつけてくださいね。

Nuggetさん

組織は人を変えますね~。職場の人達を見ていると本当にそう思います。私の職場にも十年以上派遣社員として契約ベースで働いている人がいますけど、雰囲気が職場の人と似てます。私はここには短期間しかいないので大丈夫です(笑)。

それは・・

いけないですね~。バッシングですね~(笑)
キッチンにティーバッグぐらい置いても文句言いませんが、早々に帰ったり業務怠慢されると、高い税金払っている住民は怒りますよ!でもヨシコさんのところに依頼が来るってことは、BIで採算のとれない業務の発見とか、もしかしてしようとしているかしら?公務員業務をスリム化させるための提案をしてみては?

政府のお仕事

すっかりオーストラリアに馴染んで、凄い体験をしていますね。それには語学力という担保があるからと思います。
折り合えば、ポジションを自分の意志で決められるそうですが、日本ではゴマをすらなきゃ出来ないでしょう。
今朝の新聞に管首相が浜岡原発の停止要請をしたと報道がありました。私の今日のブログの後半に間に合いました。今日の記事下段にカテゴリ「苦言と毒舌」がありますから、目を通してもらいたいです。

Eve Johnnyママさん

むむ?なんだか誤解されているような?職場の公務員の方々のためにも弁護しておきますと、別に業務怠慢ってわけじゃないですよ。文化が民間と違うだけです。仕事はみんなちゃんとやってますよ。早く帰るのは朝とんでもなく早く来るからです。労働時間は同じです。


鳥さん

ブログ拝見しましたよ。美しすぎる写真と「毒舌」文章の差が激しすぎて、ちょっとコメントする勇気がなくてゴメンナサイ。


へぇー。クイーンズランド政府は厳しいんですね。
僕は緑茶を持参してますが、南オーストラリアでは、ティー、コーヒー、ミルクは提供されてますよ。

MARAさん

そうなんですか。州政府といっても組織はたくさんあるので、細かい運用はきっと組織によって違うんでしょうね。私は他の組織のことは知りません。

プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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