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ロイヤルウェディングに思うこと

29日、イギリスのウィリアム王子が結婚式を挙げました。世界の人口69億人のうち20億人がテレビ中継を見ていたというんだからすごいことです。イギリス連邦王国は16カ国、イギリス連邦加盟国まで含めると54国、世界で17億人がイギリスと関係していることになります。これらの国にとってエリザベス女王の存在は形式的なものだし、不況にあえぐイギリスの世界への影響力はかつてほどではありませんが、それでもイギリスを取り巻く歴史と影響力の大きさはとてつもないものを感じます。オーストラリアに来て初めて、日本で入る海外情報というのはアメリカ寄りだったんだと知りました。イギリス連邦加盟国だけで四年に一度行うオリンピック、コモンウェルスゲームズがあるのも、日本にいたときは知りませんでした。

オーストラリアはイギリス連邦王国16カ国の一つなので、いわば身内事です。ギラード首相は日本、中国訪問のあとロンドンへ飛び、結婚式に出席しました。ウィリアム王子は、私の住んでいるクイーンズランド州の大洪水とニュージーランドの大地震のお見舞いに、先日被災地を訪れたばかり。連邦国がたくさんある国の王室は世界中を飛び回らなければならないので大変です。

オーストラリアでは金曜夜のプライムタイム3時間枠を国営放送のABCが独占、式とその前後一部始終を生中継していました。民放各局もロイヤルウェディング一色、各メディアも今でもトップニュースの一つです。といっても個人個人は必ずしも盛り上がっているわけではありませんが。イギリスから完全に独立して共和制にしようという議論も長い間続いています。

式は歴史と伝統が感じられる厳かなものでした。日本の皇太子の結婚のときも、歴史の培われた文化と伝統が感じられて、大いに感銘を受けたことを思い出しました。そんな中でもイギリスの結婚式は、出席者や結婚する本人たちが談笑したり、集合写真を撮るときにおどけたりしてリラックスしているのが印象的でした。イギリスの皇族は夜パブで飲んだくれたり、恋人と旅行に行ったり、普通の人と変わらない生活も楽しんでいます。キャサリン妃のウェディングドレスも、有名デザイナーながらイギリスの緊縮財政を考慮した堅実なデザイン。一般人と距離が近い印象を与えることに成功したと思います。

イギリス王室は、チャールズ皇太子の離婚やダイアナ妃の死というスキャンダルで支持率が低下。王室の存続さえ危ぶまれました。そこで国民が王室に求めていることを調査し、伝統に固執することなく現代事情を考慮したうえで大改革をして、徐々に国民の信頼を回復してきています。キャサリン妃は350年ぶりの平民出身です。

ウィリアム王子は明日からもう空軍のパイロットの仕事に戻ります。王子だってちゃんと給料を稼ぎます。そして新居は赴任地のウェールズにある家賃10万円の賃貸住宅。王室は収入を得る手段を確保し、収支もちゃんと管理して、国民の税金に頼らないのです。

これを見ていてついつい日本の皇室と比べないわけには行きませんでした。まず皇室内の情報は宮内庁が完全にコントロールしていて、都合のいい情報しか出さない。メディアも宮内庁のいいなり。だいたい皇族が普段何をやっているのかぜんぜんわかりません。雅子さまは断りきれずに結婚を承諾。皇族としての生活は、皇居から一歩も出られず鳥かごにいるのと同じ。自由な活動と発言は制限され、昔ながらの価値観を押し付けれられる。精神病にかかるのも当然で、才媛なのにほとんど公務もできない状態。国民は自分たちの税金が皇室にどう使われているのかをチェックするような雰囲気はありません。第一、皇室に対しては事実上発言の自由がない状態。これらの問題について国民が議論したり、問題提起する雰囲気すらありません。この完璧な統制状態は、中国や北朝鮮につながるものを感じます。

日本でも時代の流れとともに人々の生活や結婚観、皇室に期待することはどんどん変わっています。あくまでも伝統に固執していたのでは、日本の皇室と国民の距離はどんどん離れてしまいます。日本の皇室もイギリス王室に見習って変えるところは変え、世界がまねできないすばらしい日本の伝統文化を守る役割を担っていくためにも、どうやったら国民に受け入れられるかを考えてほしいと思います。そのためにはまず国民が声を挙げることが必要ですが。


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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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全くその通りです。数ある世界の王室の中で、最後に残るのは何処の国か、取り出さされているのが現実だ。

王室が無い国が沢山あるのに、日本でも本当に必要なのか?国民的議論が必要だ。原発も当然同じだ。

先ほど コメントが 普通でしたが 今回は如何ですか?

鳥さん

すばらしいコメントありがとうございます。皇室も原発もその他いろんなことについて国民が声をあげず、忌憚なく議論されず、長いものに巻かれる体質が今の行き先の見えない日本を作っていると思います。議論なくしては一歩も進みません。

ロイヤル・・・

先ほどのコメントは乱暴に書いてしまいました。今、世界の王室は大事な局面にたたされていると思います。それは日本でも同じで、その原因は宮内庁にあると思います。
原発の安全委員会も全く同じです。政治家、学者、マスコミが後押しして原発を造ってきた。そこに責任があるのです。国民は議論する機会が制限されているのが日本の現実だと思います。
ウイリアム王子が仕事に就くという記事が報道されていましたよ。

鳥さん

宮内庁、原子力安全委員会、東電・・・悪いのはたくさんいるんですが、一方それを容認しているのは国民です。オーストラリアでは(というか多くの民主主義の国では)国民がだまっちゃいません。政府も企業も常に国民とマスコミに監視されています。日本では国民は議論する機会が制限されているというのはまったくその通りだと思います。でも一方国民側もお上のいうことを素直に受け入れる体質があって、議論する意思が薄いと思います。真の民主主義の国にいるとつくづくそう思います。
プロフィール

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Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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