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手術初体験 その2

手術当日の朝は仕事に行き、午後に早退して病院へ。手続きを済ませ、ベッドに寝て問診や血圧測定。寝ているベッドが動いて部屋から部屋へ移動し始めると、「わ~私って手術患者なんだ~」とあらためてドキドキしました。

手術前から大勢のスタッフにお世話になりましたが、ほんの2-3分一緒になるだけでも必ず自己紹介をして一言二言おしゃべり。これはオーストラリアでは普通のことで、場を共有するときはたいてい自己紹介します。私は手術も全身麻酔も初めてなことをスタッフのみんなに訴えていたんですが、どのスタッフも明るくて、不安はだんだん消えていきました。不安なときの笑顔の効用はほんとにすごいです。中には私の名前を見て日本人とわかり、東北大震災の家族への影響を訊ねてくれるスタッフもいました。ほんとうにどこへ行っても、道で会った知らない人でさえ、私が日本人と知るたびにみんなが震災のことを心配してくれます。この震災の世界への影響力と、オーストラリア人の暖かさをひしひしと感じます。

そして麻酔専門医から処置内容の説明がありました。まず酸素を吸って点滴で麻酔を打ち、気管から気道確保のための管を通します。全身麻酔は初めてというと、死亡率は交通事故より低いし、健康な人は失敗はほとんどないから大丈夫、とニコニコ説明してくれるので安心しました。

そしていよいよ手術室へ。手術室の大きなドアがずっしりと開いてベッドがスルスルと入って行きます。わーぉ、これってまさにテレビドラマじゃな~い!中に入ると外科の大手術をするような巨大な部屋。ぴっかぴかのスタジオセットみたいで気分はまるで女優です(ただの患者役だけど)。天井には特大のUFOみたいなライトが2つも据え付けられています。テレビで見るよりずっと大きい!何人かのスタッフが自己紹介したあと、血圧を測ったり心電図の電極をつけたり忙しく働いています。麻酔専門医と、手術をしてくれる私の婦人科専門医も来ました。

ドクターとスタッフはみんな和気あいあいとしていて、まるでカフェでリラックスしておしゃべりしているみたいに楽しそうです。婦人科のドクターは私が不安に思っているのを知っていて、他のスタッフが準備をしている間ずっと手を握っていてくれました。「あなたどうしてそんなにキョロキョロしてるの?」というので「だってまるでテレビみたいなので・・・」というと、「あ~ら、麻酔科のドクターがハンサムでよかったわね~(いや、実際ほんとホレボレしましたよ!)」と私の意識をひきつけ、「ホント幸せだわ~」とかなんとかいってる間に、ベットの反対側から他のスタッフが予告もなしに点滴の針をブチュッ。やられたっ。さすがの連携プレー!患者の扱いのうまさに脱帽です。「それでいつごろ眠くなるんです?」ときいたところまでしか覚えていません。

40分後、気がつくとベッドに寝ていました。手術室から他の部屋に移されていました。スタッフに訊ねてすべてが終わったことを知りました。手術中何が行われていたのかは知る由もありません。その後血圧を計り、スタッフがポットに入れた紅茶とサンドイッチをもってきてくれました。病院でしばらく休んでから帰宅しました。病院を出たのは夜だったので、次の日は念のため疾病休暇を取りましたが、翌日からはぴんぴんして仕事に出かけました。こんなに簡単に手術が終わってしまうなんてびっくりしました。

術後は麻酔で意識がもうろうとしているので、ドクターとの面会は後日でした。結果はまったく問題なし。これまで検査に費やした6年間はいったいなんだったんだろう?オーストラリアに来たおかげで長年の目の上のたんこぶが一気にとれて、ス~ッキリです

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

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私の友達も交通事故にあった時、全身麻酔をされたそうで、それに対抗しようとしたそうですが、あっけなく撃沈されたと言ってました。
一度海外の医療施設に行ったことがありますが、すごいきれいですよね。どこの部屋も。それにスタッフもみんなにこにこしていた覚えがあります。やはり安心することで、体の緊張も取れて、回復力も増えるんでしょうね。施術の方法は東洋医学とは違いますが、人間の回復力を最大化するという点においては、違いはないのかもしれません。

Nuggetさん

医療は技術の高さも大切ですが、病院の雰囲気、スタッフの患者に対する余裕ある接し方やプライバシーへの配慮など、ソフト面が患者に及ぼす影響も重要だと思います。以前入院したとき、体調はたいしたことないのに精神面で参ってしまったことがありました。そういう意味では今回はとても安心して手術に臨むことができました。


オーストラリアの病院で全身麻酔の経験者です。
オーストラリアって、ご丁寧に50歳、55歳、65歳の人を対象に無料の大腸がん検査キットが送られてきて、サンプルを入れて返送すると、結果が通知されるんですよね。
結果がクロ(灰色?)で、内視鏡検査が必要と言われ、その時に・・・。
ストレッチャーに乗ったらすぐに注射されて、そこまでしか覚えていません。
ポンポンと肩をたたかれて目が覚めたら、「全部終わったわよ。」と。
素っ裸に手術着だったのに、ちゃんと服を着てました。
日本と違って、オーストラリアは麻酔医が専門医としてちゃんといるので、安心だそうです。
日本で大腸内視鏡検査なんてしたら、麻酔なしで泣き叫ぶって聞きました。こっちでよかった。結果も異常なし。
日本だと、医者が偉そうにしてる印象がありますが、こちらは患者をお客さんとして扱ってるみたいに思えます。
日本で、つわりがひどくて入院したときは、「ピアスをはずせ。」とか言われましたが、こちらで出産後、お化粧したら、「メイクしたの?きょうは気分がいいのね。」とナースがニコニコ。違いますよねェ。
こっちは、患者が如何に快適かを重視するように思います。

ちりとてさん

へ~そうなんですか!郵送で検査が済むとは効率的ですね。

本当にオーストラリアでは麻酔医師が特別扱いですね。っていうか麻酔に限らずいろんな分野がものすごく専門家されています。麻酔の請求書は麻酔医から個別で請求が来ましたし。

ピアスなんて医療とぜんぜん関係ないのにひどいですよね~。私も同感で、オーストラリアの医療機関では患者が個人として大切に扱われている気がします。そして麻酔を使うのを含め、考え方が合理的です。日本は出産も麻酔なしですものね。体に負担をかけない方が回復も早いのに。あと特に日本の婦人科は保険の適用範囲が狭いなど、遅れていると思います。私ももし日本に居続けたら、一生検査を続けるか、癌になって一週間の入院のどっちかだと思うとぞっとします。こちらの医療はいいところも悪いところもありますが、全般的に安心して利用できると思います。

手術の成功おめでとうございます。
心配の種がなくなって、本当によかったですね!
めでたや

とりこさん

ありがとう。ほんとに簡単で、会社の帰りにちょっとお散歩に行ってくるって感じだったんですよ。ベッドに寝かされたらさすがにちょっとビビったけどね。

プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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