私の会社では、他の多くのオーストラリアの会社と同じく海外からの応募者を積極的に採用しています。Working in Australiaという組織が主催する、オーストラリア移住博覧会 Opportunities Australia Expo がイギリスで開催されるのですが、ここに人事担当者が出向いて採用活動をします。Expoで一次面接をした後も現地で面接を続け、最終面接まで済ませて帰って来る予定。ついてはヨーロッパに誰かいい人がいたら紹介してほしいとのメールが人事の採用担当者から全社員に送られました。社員採用に当たっては、既存社員の紹介が一番信頼性が高いということで、私の会社では紹介を重視しています。ヘッドハンターを使うよりはずっと安く上がるし、マッチ率が高くなるので離職率も低くなるからです。紹介した人が入社した場合は$4000の謝礼が社員に支払われます。
日本でもボストン・キャリアフォーラムというイベントがあって、日本の採用担当者がアメリカの大学を卒業する日本人学生を採用しにボストンまでやってきます。私も以前ここで仕事を見つけました。また最近は日本の企業も海外の人材がほしいということで、中国の学生を採用しに現地に行ったりしているようです。でもこれは主に学生が対象で、国際的に活躍できる人材がほしいというのが企業の目的です。Opportunities Australia Expo は国籍を問わずさまざまなスキルを持つ社会人を広く対象とし、移住者に必要な様々な生活面までサポートします。実際異国で就職する場合は、仕事に加えて生活面の適応も無視できないのです。