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オーストラリア移住のススメ

311以降、海外移住を考えたり実行したりする日本人が急に増えました。放射能による食品・環境汚染、中国からの大気汚染、財政破綻のリスク、破綻しかけた年金、近隣諸国との国際情勢、国際競争力の低下、政治の混迷、社会的閉塞感、過酷な労働環境、巨大地震の可能性、再び起こりえる放射能拡散・・・これからの日本は将来の終の棲家として人生を託すにはリスクが多すぎます。日本では今アジア圏への移住が話題になっているようですが、オーストラリアも日本人の移住先として考えるには決して悪くないところだと思います。移住して三年、だんだん慣れてくると悪いところもたくさん見えてくると言われたこともありましたが、私の場合いやな所はほとんど見えてきません。もちろん外国に住むということは住み慣れた日本にはない苦労があるのは当然ですが、私の場合メリットが大きすぎて、デメリットがほとんど感じられないというのが本音です。

オーストラリアは豊富な天然資源のおかげで、国民があくせく働かなくてもそれなりに回ってしまう国です。大きすぎない経済規模と南半球に浮かぶ島という地理的条件によって他の主要国とは適度な一線を保っていることもあり、世界金融危機の影響もほとんど受けませんでした。近年は諸外国の不況の影響を受けて経済に陰りも見え始め、政策金利も最近徐々に落ちていますがまだ3%です。政府債務の対GDP比は10%、200%を超える日本とは比較になりません。医療・教育水準、社会インフラも高度で、先進国としてのメリットを享受することができます。アジア移民が多いので、アジア系食品も簡単に手に入ります。日本とほとんど時差がないのも魅力です。

私が移民として住みやすいと思うのは、この国は多文化主義が国策になっているため、移民としての引け目を感じずに済むことです。これはカナダも似ていると思いますが、雑多な民族の集合体でありながら社会がそれぞれの民族や文化を尊重しているため、自分がマイノリティという感覚を感じずに済むのです。労働力人口の1/3が海外で生まれ、移民の2/3は非英語圏からきているのですから。私はIT職ということもあって職場には特に移民が多く、上司はインド人女性だし、まわりはアジア系を初めとする移民だらけです。白豪主義の印象が強いためか人種差別がひどいと思っている日本人も多いようですが、人種差別は30年前から法律で禁止されています。実際には有色人種に偏見を持つ人はいますが、これは西洋諸国ではどこでもある程度避けられないことであり、そんなことをいちいち気にしていては海外で生活などできません。人種、性、年齢、障害などによる差別の法整備もままならず、いまだに差別が堂々とまかり通っている日本とは比較になりません。

この国は労働者の権利が強いので、労働者にとっては天国です。定時になったらさっさと帰って家族を大切にするのがこの国の価値観。夜遅くまでの残業や休日出勤など、上級管理職でもない限り考えられません。年次休暇の他疾病休暇もあり、有休は消化するのが基本。一カ月程度の夏休みも普通です。プロフェッショナルの場合、高等教育から労働環境まで、専門能力を開発することが前提となっています。転職が当たり前なので、自分のキャリアプランに沿って転職しながらキャリア開発をしていくことができ、仕事をしながら大学で勉強するなど、自己啓発の時間も十分にあります。これからの時代、特に若者はどこの国でも生きていける能力をつけることがリスク回避上必要だと思います。英語で専門能力を磨き、世界中から来た様々なバックグラウンドを持つ人たちと一緒に仕事をしながら国際コミュニケーション能力を身につけられる環境はすばらしいと思いませんか?

オーストラリアの魅力はなんといっても豊かな自然と穏やかな気候です。日本の22倍の土地に22百万人しか住んでいないのですから大気汚染の心配は限定的。それに気流の関係で日本の放射能が南半球にやってくるのは時間がかかります。洪水や干ばつのリスクはありますが、地震も原発もありません。このすばらしい住環境のおかげか、人々がリラックスしていて助け合いの精神があり、社会がギスギスしていないところも住みやすさの一因です。

オーストラリアの移民政策は、以前に比べると本当にオーストラリアの国益にかなう移民に限定しているため厳しくなっていますが、非常に緩かった以前に比較すると厳しいという比較の問題で、やはり移民の労働力がないと成り立たない国です。実際私の職場にも移住と同時に就職をした人が次々と入ってきているし、最近永住権を取って移住してきた日本人もいます。ビザの条件は短期間でクルクル変わりますから、常に情報収集をしておくのがお勧めです。またビザというものは絶対的な線引きなどなく、抜け道は必ずあります。能力がないからとかお金がないからといって諦めるのはもったいないです。投資家でもない限りお金なんか最低限しか要らないし、能力がないなら能力をつければいいのです。あとはタイミングをうかがいながら、チャンスがきたらさっと動く行動力、そしてビザが取れるまで決してあきらめない忍耐力が大きくものをいいます。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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