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オーストラリアの家庭のクリスマス

今日はクリスマス。店という店はすべて閉まり、家族で集まってでランチをする日です。でもここ移民の国では、私のようにこの国に家族がいない人もたくさんいます。今日は近所に住むオーストラリア人の夫婦がそんな人たちを招待してくれました。みんなの出身国はオーストラリア、イギリス、コロンビア、エチオピア、中国、マレーシア、日本と、本当に国際色豊かです。

冷夏で雨が降ったり寒い日も多かった最近ですが、今日はよく晴れたのに暑すぎず寒すぎず、広々としたデッキには心地よい風が流れていました。
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緑の中での食事は本当に気持ちいい!
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メニューは海老、サーモン、ローストハム、ローストターキー、ローストチキンがメイン。ハムは人の頭ほどある大きな塊がスーパーで売っています。ホールのクローブをハムのまわりに押し込んで、ハチミツのソースをこまめに塗り替えながら何時間もかけて焼くという手の込んだもの。すごーくおいしかった!ハムの塊は日本ではなかなか手に入らないので、これはぜひいつか挑戦してみたい料理です。
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ターキーはそれほど好きじゃなかったんですが、もも肉と胸肉のチョイスがあるなかでもも肉のほうをいただいたら、これがびっくり、ジューシーでおいしい!ターキーがこんなにおいしいものだとは知りませんでした。これもさっそく挑戦メニューリストに載せます。
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私はケーキを担当。今年は生デイト(ナツメヤシの実)と生リンゴのケーキにココナッツシュレッドをのせた Lumberjack Cake にしました。オーストラリアのクリスマスケーキはフルーツがたくさん入った日持ちのするどっしりとしたケーキですが、ドライフルーツを使わずすべて生を使ったのでしっとりとした仕上がりになりました。
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ランチの後もお菓子、お茶、お酒などでダラダラと午後いっぱいかけて何時間もおしゃべりを楽しむのがこの国の習慣です。近所の人も飛び入り参加して楽しい会になりました。そういえば日本では、初めて会った人たちと何時間も会話をし続けるという状況はなかったなーと思いました。出身国がまぜこぜの人たちとの話題は地元から世界中へとどこへでも飛んでいきます。異文化、料理、住まい、旅行、社会問題、地方自治体問題、オーストラリアの政治、国際問題と、会話がつきることはありませんでした。普段接しない人たちとの会話はとても刺激的です。
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外国人と積極的に接し、フレンドリーに付き合ってくれるこの夫婦のようなオーストラリア人は多いです。もちろん中には外国人に対する偏見がある人や、オーストラリア人の仕事を奪うということで移民に敵対心を持つ人もいますが、このすてきな夫婦と、このように懐の深い人たちに出会うことが多いオーストラリアという国に感謝したいと思います。


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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

初めてのレファリー

欧米の企業に就職するとき、レファレンス(reference、身元照会先)を求められることがよくあります。これはその人物が申告している内容が正しいかどうか、過去の職場でどんな評価だったかを過去の同僚や上司などに問い合わせて確認するという、採用プロセスの一環です。求職者は応募する会社に、レファリー(referee、身元保証人)の名前、会社名、連絡先や仕事での関係などを伝え、会社が直接レファリーに電話して確認します。

先日のブログ 突然の解雇 に登場した、シドニーの元同僚のレファリーを引受けました。採用プロセスの最後の段階で、就職エージェントと企業から電話がかかってきました。彼女の上司になるはずの人からの電話は留守電に入っていました。「A社のBというものですが、Cさんのレフェレンスの件でお電話しました。折り返しお電話いただけますか」はあ?私と何の関係もないアンタの会社の採用活動のためにシドニーまで電話しろって?日本の思考回路だと、不在だからといって依頼先や顧客に電話をかけさせるなんて申し訳ない、と考えてしまいます。でもこの国では、相手が仕事中のときは逆に相手からかけてもらった方が相手の都合のいい時に話ができるので、相手を尊重していることになる、というふうに合理的に考えることが多いので、まあしょうがないな~と電話を入れました。すると本人が出たんですが、「すみません、ちょっと今忙しいんで5分後にかけてもらえますか?」だと!コンニャロー、知ってると思うけど、こっちだって仕事中なんですけどねっ。この対応方法は普通の取引先やクライアントとの電話対応と全く同じ。つまりレファレンスは単なるビジネスの一環なんですね。私だってあなただってレファレンスを取ることも取られることもあるからお互い様。この会社は超有名企業で、そこらのアヤシイ会社なんかじゃないので、きっと特に礼儀を欠いているということもないんでしょう。この対応から、レファレンスがいかにこの国で普通のことになっているかを垣間見たのでした。

質問内容は、本人と知り合ってどのくらいになるか、いつ入社したのか、どのような状況で一緒に仕事をしていたのか、その時の本人の役割は、あなたの役割は、○○の能力はどの程度か、チームメンバーとしての仕事ぶりは、周りとうまくやっていたか、短所は、クライアントからの評価は、社内での評価はなど、細かい質問がたくさん出ました。求職者のキャリアの自己申告内容は正しいか、仕事のスキルはどの程度か、レイオフされたけど何か問題はあったのか、などを探っているようでした。

このレファレンスという習慣は日本ではあまりなじみがありません。単一民族の日本では、相手が日本人ならそれだけで簡単に信用するし、採用プロセスで確認するスキル要件があまり厳しくないので、その必要がないのでしょう。日本人の感覚だと、そんなの仲良しの同僚に頼んでいいことばかり言ってもらえばいいじゃん、と思ってしまいます。確かに折が合わない人には最初からレファレンスを頼むことはないでしょう。でも無責任になんでもいいことを言っておこうという風にはならないと思うのです。なぜなら質問がとても具体的で細かいので、ごまかしようがないのです。(これは面接での質問も同じ)それから自分の会社名、役職名、本名が相手に渡っている以上、自分の言動に責任が求められるので、うかつなことは言えません。話した内容に間違いがあれば自分の評判を落とすことになります。人はどこでつながっているかわかりません。ソーシャルメディアを使えば自分の経歴は誰でも確認することができます。誰がどこで見ているかわからないのです。

日本ではあうんの呼吸でコミュニケーションがとれてしまうためか、自分の言葉がいろいろな人にどのように伝わるかをあまり考えずに発言してしまいがちで、それが周りからの自分の評価にもつながるなんて普段はあまり意識しないと思います。特にネットの匿名での発言はひどいものです。この国にいると、自分の発言内容に責任を持つことを強く求められている気がします。周りは世界中からやってきた移民だらけ。見た目や肌の色、出身国、性別、年齢だけでは人物の評価はできません。共通のバックグラウンドをもたない者同士なので、その人がどんな発言をするか、どんな風にふるまうか、どんな行動をするか、これでその人の評価が決まってしまいます。仕事の世界だと転職が当たり前なので、その職場にいる短期間のうちに周囲に与えた印象がその人の評価のすべてになります。特にプロフェッショナルの世界では、自分の名前を看板に書いて歩いているようなものです。ここが会社を中心にキャリアを築く日本と、個人を中心にキャリアを築く国の大きな違いでしょう。

さて、この元同僚は、私が電話を受けた数時間後にオファーをもらって喜んでいました。失業から一カ月で決めたんだからたいしたものです。彼女にとってはこの上ないクリスマスプレゼントになりました


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ジャンル : 海外情報

車いすに優しい社会

オーストラリアの公共交通機関では、車いすの人を本当によく見かけます。電車に乗ると2-3台の車いすが並んでいて、車いすの友達同士楽しくおしゃべりしていることもあります。かと思うと真っ白なシャツにネクタイをビシッと着こなしたビジネスマンが車いすに乗っていることもあります。街を歩いていても繁華街を普通に車いすが通っているし、街の真ん中で車いすに座ってストリートパフォーマンスを見ていたり、普通の人となんら変わらない生活をしているように見えます。みんな電動車いすなので移動も楽のようです。

日本ではこういう光景はあまりなかったので、たまに車いすを見かけるとめずらしく感じたのですが、この国ではあまりに普通すぎて完全に街の風景に溶け込んでしまっています。理由は簡単、公共施設がみんなバリアフリー設計されているからなのです。電車もバスも必ず車いす用のスペースがちゃんと確保されていて、特に電車では一つの車両にまとめて三台分ぐらいあります。電車では自転車の持ち込みもOKで、乳母車を押した母親が車内で肩身の狭い思いをすることもなく、電車の中に車つきの乗り物を持ち込むこと自体に違和感はありません。駅などの公共施設には必ずエレベータがあるし、ショッピングセンターのエスカレーターも階段式でなくスロープになっていたり、車いす用のトイレがあったり、車いすでも自由に外出できるようになっています。この国にいると、世の中にはこんなにも車いす利用の人が多かったんだと改めて気づかされます。日本で車いす利用の障害者が極端に少ないとは考えにくいので、日本では障害者の人達の外出機会や社会参加はかなり制限されているのでしょう。

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今日電車で出かけた駅は、休日なので電車が20分に一本しか走っていませんでした。帰りに駅から電車に乗ろうとすると、ちょうど電車が駅に着いたところ。プラットフォームへ急いで走りました。もう間に合わないかとあきらめていたんですが、車掌さんがはちゃんと私を待っていてくれたのです。東京に住んでいたときは、20分に一本しか来ない郊外の駅でも待っていてくれず、目の前で電車のドアがぴしゃっと閉まったことがよくあったので、こんなことでも大感激してしまいました。また電車を降りてから出口の方向がわからなくてプラットフォームでキョロキョロしていると、車掌さんが電車から顔を出してこっちだよと教えてくれました。これはブリスベンで一番大きなターミナル駅、セントラル駅での出来事です。オーストラリアでは全体的に人々の心に余裕があると思いますが、特にブリスベンでは他の大都市に比べるともっとその傾向が強いです。都市の大きさ、人口密度の少なさがそうさせるのでしょう。街を歩いていて道に迷っていると誰かが話しかけてきて助けてくれます。こんなことがあると、ブリスベンに住んでいて本当によかったなと思います。これは私が超方向オンチだからっていう理由もあるんですが(笑)。

私の目の前でドアを閉めた車掌さんはなにも冷たい人というわけではなく、一分でも遅れることが許されない社会規範に忠実に仕事をしているだけなのだと思います。車いす数台が電車を乗り降りすれば当然遅れも出ます。でもこの国の人はもともとちょっとぐらいの遅れは気にしていません。車いすに優しい社会は、バリアフリーの環境だけでなく、人々に他人を思いやる心の余裕があるかどうか、多様性を認め、社会に暮らすすべての人々が暮らしやすい社会を作ることに価値を見出せるかどうか、そしてそれによって自分が多少の不便を被ることを受け入れられるかにもかかっているのではないかと思います。

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突然の解雇

・・・といっても私の話ではありません。一緒に仕事をしたことがあるシドニーにいる私の同僚二人が、最近立て続けに解雇されました。ある日突然電話がかかってきて、「実は一週間前に解雇されたの」と言われた日には唖然。シドニーで最近ちょこちょこ人を切っていることは風のうわさに聞いていたものの、経験豊富で優秀な彼女は絶対にないと思っていたからです。

もう一人は今年になってからイギリスから移住してきてまだ試用期間中ですが、ある専門分野でめちゃくちゃ経験があり、こんな人よく見つけてきたもんだとびっくりしてしまうほどすごい人。彼は永住権がなく、会社がスポンサーになるビジネスビザなので、スポンサー企業がなくなるとオーストラリアに合法的に滞在できなくなってしまいます。家族をかかえて移住してきたので困っていましたが、優秀な彼のこと、以前から仕事を物色していたこともあって、スポンサーになってくれる次の就職先がすぐに決まりました。よかったよかった

二人とも即日解雇です。法的には4週間前に解雇通知をしなければならないのですが、4週間分の給料を払えば即日も可能。理由は彼らに落ち度があるわけでもなんでもなく、ただの余剰人員です。コンサルティング業界では12月と1月は魔の期間と言われています。クライアントのプロジェクトがクリスマス前に終わってしまったり、正月休みが長いので1月いっぱいはビジネスはスローモード。クライアント先で働いていたコンサルタントが一斉に帰ってきてコンサルティング収入が減ってしまうのに、社員への給料は払い続けなければならない。コンサルティング会社のコストはほとんどがコンサルタントの給料なので、コストカットには給料の支払い先をなくすのが一番手っ取り早いというわけ。

私は日本で働いていたとき、レイオフされたことが2回ありましたが、いずれも買収による余剰人員というよくある理由でした。今の私の会社は経営が困難な状況というわけではなく、財務的には極めて優良。なのにどうして??それはつまり、
「財務諸表に問題があるからコストカットする」
のではなく、
「コストカットしているから財務諸表が優良」
なんですね。社員の削減をコストカットの手段にできない日本にずっといた私は、この逆転の発想に眼から鱗です。確かに資本主義では会社は社員のものではなく、株主のものですから、年末を控えてママゴン(株主)に見せる成績表をきれいにしておきたいのはわかります。でもでも、じゃー社員はいったい何なんだ~?と言いたくもなりますが。

日本ではドラスティックな解雇はないけど、そのために人件費が抑えられず、企業の海外移転も起きています。それで日本に仕事がなくなると困るのは日本の国民なわけで、まあ、どっちがいいんだかわかりません。

この解雇が次の就職に及ぼす影響をきいてみたところ、巷の就職エージェントはみんなこのことをすでに知っていたとか。よくある話なので別に問題視されるわけではないらしい。ちなみに私は特に今すぐ転職しようと思わなくても普段から仕事情報に目を通し、めぼしい仕事があれば応募し、エージェントと話をし、面接もしています。転職によってキャリアアップするのが当たり前だし、転職しなければ給料は上がりません。仕事に応募するにはカバーレターを書き、面接をしなければなりませんが、特定分野の実践力を求められるので、経験やスキルをこと細かに説明し、いかに自分がスゴイかを堂々とアピールしなりません。日本の控えめなやり方に慣れていると大変です。だから転職活動は本当にいい実地訓練になります。それに何と言っても転職活動は、業界研究とマーケットリサーチが一番効率的にできます。

突然仕事を失うと目の前が真っ暗になり、自分に何か落ち度があったのではないかと自分を責めて暗くなりがち。でも単に運が悪かったとか、タイミングが悪かったとか、自分の給料が他人より高かったとか、はたまた表には出ない理由が何かあったとか、本当の理由はわかりません。わからない理由をクヨクヨ考えていてもしょうがないので、それよりも早く気持ちを切り替え、未来に向けて前向きに進むことが大切だと思いました。私も何が起こってもいいようにせいぜい普段から精進することにします。


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プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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