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タスマニア旅行 3 Hobart, Freycinet

今度はロンセストンからホバートに向かって南下します。ここでタスマニアの別の顔を見ました。木も草もなく、牧場でもないハゲ山がどこまでも続きます。クレイドル山の美しい自然を見てきたばかりなだけに、これはちょっとショック。タスマニアでは原生林の大量伐採が大きな問題になっています。切りだされた森林は木材チップになって、そのほとんどが紙の原料として日本に輸出されているのです。森林伐採によって貴重な動物の生態系にも影響が出ています。
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ホバートに近づいたころ現れた街Richmond。のどかな景色が美しい街でした。アンティークショップ、ギャラリー、工芸品などかわいいお店がたくさん!一軒一軒寄らずにはいられませんでした。
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タスマニア州の州都ホバートに着きました。港の眺めが素敵です。
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途中で立ち寄ったワイナリーの店員に聞いてやってきたTaste Festival。タスマニア中の食品、ワイン、ビールが一堂に集まる展示即売会です。たまたま年末年始の期間に開催中でラッキーでした。全州のワイナリーが出展していてすごい数。タダでテイスティングができるので、飲みまくりました?!20種類以上は軽く飲みましたね。あ、もちろんタダ飲みだけでなく、ちゃんと買いましたよ。それにタスマニアの地ビールも。そしてタスマニアの食といえばシーフード。新鮮な生ガキなどが載ったシーフードプラッター、ワインによく合います。いろんな種類のベリーが載ったベリープラッターもありました。食品もお試し版の小さなお皿が買えるので、いろんな種類をたくさん楽しめました。
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展示場の外は海沿いの大きなテラスにテーブルが用意されていて、試飲のワインや食事を持ち込めるようになっています。ジャズバンドのライブを聞きながら、キラキラ太陽とさわやかな海風に吹かれてお食事。同席の人たちとも一緒になっておしゃべりに花が咲き、なかなか帰る気になれませんでした。結局ホバートは他にも行く予定のところがあったのですが、ここがあんまり楽しかったのでつい長居してしまいました。ほろ酔い気分で写真なんかどうでもよくなってしまったので、残念ながら他に写真はありません

ホバートの宿は120年前に建てられたB&B
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ここは朝食を取る食堂です。優雅な女主人が迎えてくれました。
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フレシネ国立公園はタスマニアの東海岸にあります。山と海の両方がありキャンプ場もあるので、何泊も滞在して楽しめるところです。ここでも奥地に行くと車に対して通行料が取られます。でも空気を汚した分管理費を負担するというのは当然ですね。
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たくさんの魚介類がつまったシーフードチャウダー。サワードウと一緒にいただきます!
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またまた岩山の登場です。ごつごつの岩場を一時間かけて上り下り。足はわなわな・・・
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でも苦労して来てよかった!その先に待っていたのは真青な海と真っ白な砂が有名なWineglass Bay。
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駆け足でタスマニアを回りましたが、まだまだ行きたかったところがたくさんありました。一カ月ぐらい滞在してちょうどいいかもしれません。景色良し人良し食べ物もおいしい。田舎なのに洗練されていて文化度も高い。いっそここに移住しようかと思ってしまったぐらい。仕事はあまりなさそうなので今は無理だけど。

さすがに国立公園が多いだけあって、島中にある国立公園はよく整備され、訪れる人へのサポートもしっかりしていて旅がしやすいところでした。貴重な自然を守るためにショップなどの施設があるところを限定していること、老若男女どんな人でも楽しめるように工夫されているのはさすがだと思いました。みんながこぞっていく有名観光地ではなく、隠れた秘境だけど楽しみはいっぱい。イチ押しの休暇先です。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

洪水からの復活

私の職場では、昨日からようやくオフィスビルに入れるようになりました。これまで自宅で仕事をしていましたが、二週間ぶりにようやく出社です。まともに洪水を受けた地域はまだ復旧には時間がかかるようですが、シティにある多くのビルはすでに一週間前に復旧し、街もすっかり元に戻っています。でも私の会社のビルはブリスベン川のすぐ隣にあって、地下の駐車場が水浸しになってしまったので、先週は排水・清掃作業と電気の点検をしていました。近辺のビルの地下からは太い排水ホースがにょきにょき出ていて、なかなか壮観な光景(?)でした。被害に遭ったのは地下だけなのに、ビル全体が一週間も使用不能になってしまうとは・・・。結局経営陣だけは小さな貸しオフィスを借りてしのいでいました。

オフィスからブリスベンのランドマーク、ストーリーブリッジを見下ろしながら、二週間前は大氾濫だった川がうそのように静かだなあと感慨深く眺めていると、何やら小さなゴミのような物体が塊になって橋を端から端まで占拠して、ずんずん移動中。な、なんだこれは!?とよく目を凝らしてみると、なんとその小さな物体は自転車だったのです。ツール・ド・フランスの覇者Lance Armstrong選手が3000人のアマチュアサイクリストを引き連れてチャリティ走行会をしているのでした。彼はアメリカ人ですが、このチャリティ活動のために今オーストラリア中を回っています。今メルボルンで開催中の全豪オープンに訪れている多くの外国人選手も洪水募金に寄付し、オーストラリアのスポーツ選手もオークションをしたりして復興に協力しています。

明日はオーストラリア・デー(建国記念日)です。全国では大々的にイベントが開催されますが、ブリスベンでは洪水のため恒例の花火は中止で、ちょっぴり寂しい祝日になります。ここでもミュージシャンによるチャリティコンサートが行われます。

私の会社では、来週の全社ミーティングのときに、社員が寄付できる物品を持ち込んでチャリティーオークションをします。これも寄付金と同じで、落札した人が代金を支払う際に給与天引きにしてくれるので、所得税の節税ができます。

個人レベルではボランティア組織への登録が殺到しましたが、なかなか順番が回ってこないこともあり、組織と関係なく個人的に被災地へ赴いて援助活動をする人がたくさんいました。そのため道路が渋滞して政府の復興活動にも影響を及ぼすので、ボランティアに行く人は複数人で乗り合いして行くように当局が勧告を出したほどです。ボランティアと言っても肩肘張らずに自分でできることをして周りの人たちを助ければいいんだなと教えられました。

クイーンズランド州政府はすでに災害給付金の支払いを始めていますが、家が水没するなど大きな被害に遭った人はこれだけではとても足りません。そこで期待するのが家財保険ですが、洪水は対象から外れている保険が多いにもかかわらずそれを知らなかった人が多く、家財をなくしたショックに追い打ちをかけているそうです。洪水保険はたいていオプションで高額、しかもつい最近まで水不足だったクイーンズランドの住人にとって、いつ来るかわからない洪水に保険を掛けるのは苦しい選択です。

災害に遭ってしまった人、亡くなった人の悲しいストーリーを聞くたびに胸がいっぱいになってしまいます。でもこの洪水でうれしかった経験は、オーストラリア人は組織単位でも個人単位でも、仕事でもプライベートでも、強い仲間意識と助け合いの精神を持っていると知ったこと。まるで空気を吸うように、自然に行動になって表れるところがすごいと思いました。これが過酷な気候風土の中で、お互い助け合わないと生きていけなかった開拓時代からの名残であるマイトシップなのでしょう。

今回の洪水でおびただしい数の洪水写真がウェブに掲載されました。もう一年ぐらい水の写真は遠慮します。数ある名ショットの中でも私の好きなのはこれ。
QueenslandersDontGiveUp s

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タスマニア旅行 2 Cradle Mountain

クレイドル山はタスマニア旅行者が必ず目指す場所です。山の周辺一帯が国立公園になっていて大自然の宝庫。またここはハイカーのメッカでもあります。テントをかついで何日もかけて縦走するような人が集まります。旅の途中で出会ったおばあちゃんは、これから仲間と合流して6日間の縦走に行くんだとか。タフなおばあちゃん! ここは今回の旅行のハイライトで、ここで山歩きをするためにトレーニングを積んできました。

ロンセストンからの道は広々とした景色を楽しみながら。周囲は牛、羊、馬、山羊がのんびり草を食べる牧場だらけです。途中たくさんのキャンピングカーに出会いました。
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ここはポピーの栽培が盛ん。白い花でいっぱいの畑がどこまでも続きます。
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この国立公園はハイキングコースが星の数ほどあります。20分の初心者コースから一週間のの縦走コースまで、体力と好みに合わせて選ぶことができます。コースは事前に調べることもできるけど、あんまりたくさんありすぎて選ぶのが難しいし、実際に行ってみないとあたりの様子がわかりません。半日や一日のハイキングだったら、インフォメーションセンターを訪ねるのが便利。インフォメーションセンターはいたるところにあって、旅のあらゆるサポートをしてくれます。係員は周辺のハイキングコースにも詳しくて、その時々の道の状況なども親切に教えてくれ、希望を言うと最適なコースを選んでくれます。行く先々で本当にお世話になりました。

コースの入口には必ず記帳所があって、遭難に備えます。
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泊っている場所の近くにあったMt.Rolandの半日コースに行きました。渓流に沿って歩くコースです。その水の冷たくて美味しいことといったら!自分で持って行った水筒の水は捨ててこっちの水を詰めました。
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こんなお化けシダも。
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活動の拠点はキャラバンパークです。テントを持ってキャンプ場に宿泊しながらの旅もできるけど、キャラバンパークなら共同のシャワー、トイレ、キッチン、ランドリーが完備してあるので便利。タスマニアには70以上のキャラバンパークがあります。ここで出会ったある家族は子供連れで二週間滞在していました。でもそれが長すぎるとは思えないほど、周りは遊ぶ所でいっぱいなのです。

これは小さな子供二人連れの家族のテント。テーブルといすが入っているダイニング専用のテントがもうひとつありました。向こうにキャンピングカーも見えます。
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ロンセストンのインフォメーションセンターで予約してもらったキャビン。部屋の中にあるのはベッドだけです。一泊$20也
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食事はキッチンで自炊できますが、レストランもあります。日没は夜9時ぐらいなので、夕食後もたっぷり遊べます。
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憧れのクレイドル山との感動のご対面。スケールの大きさに圧倒されるばかり。自然を守るため、ビジターセンターで車を降りてシャトルバスに乗り換えてここに来ました。真夏なのに冬の防寒具がほしいぐらい寒い。一週間前には雪が降ったそうです。
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ここにもハイキングコースが無数にあって、どれにしようか迷ってしまうほど。あまり長く歩きたくない人は20分の簡単コース、Dove Lakeを一周する平坦なコース、そして険しい道のりの上級者コースまで、誰でも楽しめるようになっています。

クレイドル山頂をめざすコースはちょっと自信がなかったので、クレイドル山を眺めるコースを選びました。ここには湖がたくさんあって、見晴らしのいい景色を堪能しながらハイキングを楽しめました。
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目に映るすべての景色が美しすぎる!シャッターを押す衝動が抑えきれません。
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高山植物の花もきれいでした。
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Marions Lookoutは急な岩場を鎖につかまって登ります。キャー、これじゃまるでロッククライミング!思わず引き返しそうになりましたが、小さな小学生も登ってるじゃないの!こっちの子供はすごいわ。負けちゃあいられません。テントを担いで縦走中の人もたくさん登ってました。
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鎖だけが私の命。ちょっぴり泣きそうになりながら登りきったあとはもちろんご褒美が待っていました。岩山の向こうに現れたのはクレイドル山!同じくらいの高さにいる?、やった?
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テーマ : オーストラリア
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洪水去って・・・魔の三日間

ブリスベン川の水位はピークを過ぎ水がどんどん引き始めました。幸いなことに最初に想定したほど水位があがらなかったので、被害も想定したほどにはなりませんでした。水があふれるのはあっというまでしたが、引くのも早いのでびっくりしています。家屋が浸水した人たちはすでに清掃作業を始めている人もいます。

昨日までの三日間はすぐそばに危険がせまり、緊張状態が続きました。この間頭上には軍用を含む数台のヘリコプターが飛び交ってものものしい雰囲気。テレビは一日中洪水のニュース一色です。私の家は浸水の心配はなかったものの、刻一刻と変わる状況を確認して身の安全を確保することに全神経を使い、他のことはほとんど手がつきませんでした。これでようやくほっと一息です。

この洪水は州の四分の三(フランスとドイツを足した面積)が水につかり、オーストラリアでは歴史上最大の自然災害となりました。被害総額は50億豪ドルといわれています。ブリスベンだけ見ると、家屋は全面浸水15000戸、部分浸水18000戸、事業所は5000戸、死者15人。私はラッキーなことに被害を免れましたが、自宅が浸水して避難した同僚もいました。

私は日本のテレビや新聞を直接見たわけではありませんが、日本でのメディアの取り扱いは事の大きさに比べて小さいように感じました。オーストラリアは同じアジア太平洋地域の 同胞で重要な輸入相手国であり、今回の惨事は日本にも大きな影響を及ぼすのですが。今回の件に関わらず、日本の海外ニュースの取り扱いはびっくりするほど 少ないです。

シティは砂袋で埋め尽くされました。
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冠水するシティの道路
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シティでは安全のためずっと電気の供給を止めていてゴーストタウンになっています。信号が止まっている主要な道路は警察官が手信号でした。
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水かさが増すブリスベン川。これはフェリー乗り場です。
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ここ一カ月ほど連日連夜、クイーンズランド州の洪水対策のために体を張って仕事をしてきたAnna Bligh州知事。危機感が一気に高まってからは、記者会見の時もシャツにジーンズ姿でした。最高責任者である私がこの州を救わなくては!という真摯な気持ちがビンビン伝わってきました。ぶっ通しで働きつめて、いつ倒れないか心配になるほどでした。その彼女がブリスベン川の水位がピークを過ぎて、安心感が広がった頃に言った言葉
"I want us to remember who we are. We are Queenslanders. We're the people that they breed tough north of the border. We're the ones that they knock down and we get up again."
感極まって思わずもらい泣きしそうになってました。やっとピークを抜け出して緊張の糸が切れたのか、それともこれからやってくる気が遠くなるほど復興作業を案じてのことだったのか。私も思わずウルウルきてしまいました。本当にすばらしい仕事ぶりでした。大きな拍手を送りたいです
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知事の他にもクリスマスを返上して救助や治安のために働いていた警察、救助隊、国防軍、政府関係者、そしてマスコミ関係者やボランティアなど、いろいろな人の努力がありました。本当に頭が下がる思いです。復興のボランティアにはすでに必要人数をはるかに上回る希望者が殺到しています。

私の会社は、ブリスベンに洪水警報が出た翌日にクイーンズランド州知事救済募金Queensland Premier Relief Appealへの寄付を決めました。従業員が個人で寄付したい場合は個人の支払い額の同額を会社がさらに積み上げて払い、募金額は給与から天引きできます。個人募金もあっという間に多額の寄付が集まりました。オーストラリアでは寄付金は税金還付の対象になるので、確定申告をすると税金が返ってきますが、最初から天引きしてもらえれば所得税の節税になり確定申告の必要はありません。日本では振込手続きが面倒で税金控除の対象にもなりませんが、ここでは募金の窓口は多くの企業が協力していて、スーパーのレジや銀行などでも気軽に寄付することができます。市民の一人ひとりがコミュニティのために貢献することが当たり前になっているという印象を受けました。

また私の会社のクイーンズランド支社では、全社員宛ての一斉メールでボランティアを買ってでる人が続出しました。「うちは4ベッドルームあって部屋が空いてるから避難先に使ってください」「車をなくした人がいたらうちの車を使ってください」「うちのプレッシャークリーナー(強力な放水による掃除機)、シャベル、アイスボックスを使ってね」「うちのだんなは大工ができます」などなど。コミュニティで積極的に助け合う精神は素晴らしいと思います。

危機はブリスベンを去りましたが、これでクイーンズランドの危機が終わったわけではありません。郊外の地域では新たな洪水の危険がせまっているところもあります。農作物が被害に遭い、物流網も影響を受けているため食料品の価格上昇は避けられません。そしてこれからの復興作業は長期間辛抱を要するものになります。幸いオーストラリアは今好景気ですが、今後の経済には影響がでてくると思われます。でもみな復興に向けてすでに動き出しています。前向きで明るく、仲間意識の強いクイーンズランダーですからなんとかなるでしょう。州の産業の復興に大きな貢献をされるといわれる天然ガスプラントの建設も決定したばかりです。

今ニューサウスウェールズ州やビクトリア州も洪水に見舞われ、スリランカやブラジルでも大洪水が起こっています。世界の気象は不安定で心配ですが、みんなでがんばって乗り越えたいものです。

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洪水が来た!

クイーンズランド州一帯を襲っていた洪水がついにブリスベンシティにも来ました。昨日の朝出社したときにはまさかその日に事態が急変すると思っていた人はいませんでしたが、ブリスベンにも洪水警報が出て、ブリスベン川に近い一部地域は避難勧告が出たのです。私の会社を含む多くの会社がお昼ごろからオフィスを閉め、午後の街は帰宅する人でいっぱいでした。今日は自宅勤務です。

クイーンズランドはとにかく広いので、これまで農村地帯で起こっていた洪水は対岸の火事。実を言うとまさかシティにも来るとは思っていませんでした。最後にシティに来たのは35年前。まさかと思っていることが本当になりました。昨日の状況一転は本当に急なことでした。あっという間に家が浸水してしまい、砂袋を積む暇もなく避難所に身一つで行かざるを得ない人もいました。

スーパーの食料品売り場は二日前から品不足になり、昨日は本当に品薄で、棚がすっかり空になってしまったスーパーもありました。

テレビをつけると毎日水水水・・・。家がめちゃくちゃになったり車が浮かんでいたり、ひどい映像ばかりで気が滅入ってしまいます。救われるのはさすがは明るいクイーンズランダー、家が浸水してテレビ局にインタビューを受けている最中も本当はショックでたまらないはずなのに、しょうがないな?って感じでニコニコしている人が多かったことです。

ブリスベンでは118年ぶりの大洪水になることが予想されていて、3万件の家が被害に合いそうです。明日が被害のピークになるので予断は許さない状況です。
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タスマニア旅行 1 Launceston, Tamar Valley

年末年始の休暇にタスマニアに行ってきました。タスマニアはオーストラリアの東南の端にある小さな島。といっても面積は北海道ぐらいで、50万人が暮らしています。17の国立公園があって、島の四割にあたる地域を占め、そのうち5つの公園が氷河が作りだした独特の原生地帯により世界遺産に登録されています。独特の生態系のため、タスマニアンデビル、タスマニアタイガー、ウォンバット、カモノハシ、ハリモグラなどのめずらしい動物もいるところです。

ロンセストン(Launceton)はタスマニア州第二の街。タスマニアへのフライトの北側の玄関で、ブリスベンからは二時間半です。小さくてあまり観光地化されていないのどかな街です。
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古い建物が多いのでそぞろ歩きが楽しい。でも小さな街なのであっという間に回れます。
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街の中心にある時計台。昼は15分ごと、夜は一時間ごとに鐘が鳴ります。鐘の音を聞いただけで時刻がわかるようになっているので旅行者にとっても便利。時計を持ち歩かなくてもいい生活。余裕を感じます。
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タマー川沿いのお散歩はとっても気持い?い。変化に富ん峡谷の景色が楽しめるクルーズ船も出ていました。
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川沿いにはおしゃれなレストランやバー、カフェが並んでいます。昼間は暖かくて日差しもギラギラ、サングラスなしでは歩けないけど、夜はぐっと冷え込んで真夏でもジャケットが必須。
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この街はちっぽけな街なのに、衣類や生活雑貨などの商品はとても洗練されています。ブリスベンでサンダルをずいぶん探しまわっていたのですが、私の基準に合うものがぜんぜん見つからなくて困っていました。ところがこの街に来たとたんあっというまに好みの物が見つかりました。旅の途中で出会った州都ホバートの住人がいうことには、ロンセストンはホバートよりおしゃれ度は上だとか。素敵なカフェも多いです。田舎と洗練性がしっくり同居する街というのはめずらしいと思いました。

Tamar Valleyを車で北上し海を目指します。景色はひたすら川、牧場、畑、平野、そして澄み切った広い空。広大な景色を眺めながらのドライブです。
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途中立ち寄った旅行者用インフォメーション・センターで聞いた、金鉱の街Beaconsfield。鉱山の博物館があって、昔の金鉱発掘の施設を残してあります。途中カモノハシの水族館とか展望台などの観光ポイントもありました。
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島の北端Greens Beachに着きました。ひゃーすごい引潮だ。
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Tamar Valley一帯はタスマニアワインの産地でワイナリーだらけです。気の向くままにひょいと立ち寄ってテイスティング。気に行ったら即買い。幸せです。
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タスマニアワインは種類もシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、スパークリングワインと豊富。なぜかブリスベンではあまり見ないのが残念。
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旅の途中で出会う現地の人は誰もが気さくで感じのいい人ばかりでした。ブリスベンも大都市に比べれば人なつこく親切な人が多いですが、タスマニアはさらに上を行っています。なんの無理もせず自然に生きていることが見てとれました。こんなのんびりして風光明媚なところに住んでいたらギスギスしようがないんだろうなあ。

驚いたのはこのあたりに(明らかにオーストラリア在住ではない)中国人の団体旅行客が観光バスで大挙して訪れていたこと。いまや世界中に中国人観光客がいますが、日本からの観光客もめったに行かないこんなマイナーな地域にも来ているとは。恐るべし中国人。

100年ぐらい前に建てられた文化遺産のB&Bに泊りました。部屋はアンティークが多用されていてイギリス風のインテリア。とても落ち着ける部屋でした。
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水浸しのクイーンズランド

今日は移住からちょうど1年目の日です。一年前は日本のお正月を十分堪能してからこっちに来たけれど、今年は年末から年始にかけてはタスマニア(オーストラリア南部の島)を旅行していたので、お正月らしいことは一切なし。旅行から帰れば普段通りの生活が待っていて、なにか大切なものを忘れて来たたような気がしています。

ヨーロッパやアメリカではクリスマス前後から異常気象に見舞われましたが、ブリスベンでもラニーニャの影響で12月に入ってからはほとんど毎日雨や降ったりやんだりのはっきりしない天気が続いています。真夏だというのに気温も30度を上回ることはなく、夏の気分にはなりません。タスマニアでは毎日快晴で、暑すぎず寒すぎないさわやかな気候を楽しむことができ、避暑旅行に加えて避雨旅行になりました。家に帰ってきたらまたぐずついた天気に逆戻りでがっくりです。

私の住むクイーンズランド州では日本の面積の2.3倍にあたる地域で大洪水になり、50年ぶりの大被害を受けました。ブリスベンでは被害はありませんが、他の地域の多くの住宅が所によっては屋根まで浸水し、20万人の人が被害を受けています。道路、電気、水道などのインフラは停止し、多くの人が避難生活を送っています。テレビで毎日のように映し出される、見渡す限りの水没地域とボートで移動する人々の姿。毎日多くの地域で洪水警報が発動されていて、これからもまだまだ大雨が予想されるため、普及には相当時間がかかるようです。これはもはや州の問題ではなく、連邦政府が国を挙げて対策に乗り出しています。ニュージーランドからは援助物資が届き、アメリカも援助を表明しました。

クイーンズランド州の主要産業は鉱業と農業ですが、この二つが洪水によって大きな被害を受けています。これは資源国オーストラリアにとっては頭の痛い問題。石炭や鉄鉱石の供給が大きな影響を受けて国際価格の値上がりが見込まれています。日本はオーストラリアにとって第二の輸出相手国ですから他人事ではなく、日本の鉄鋼会社や電力会社も影響を受けそうです。また農家の作物が大きな被害を受けたので、野菜、果物、小麦、砂糖などの国際価格も上がると言われ、地元ではもう影響が出始めています。

これを機会に、私たちが普段口にする実に多くの食物が地元産だと知りました。食料や原材料を輸入に頼る日本と正反対の、なんでも自前でまかなう輸出国オーストラリア。地元の供給がストップするとたちまち影響を受けてしまいます。自給率が高い国というのはこういうことなのかと思いました。自然は優しくもあり時に厳しくもあります。ちっぽけな国に住んでいた私は、広大な土地への自然の影響の大きさに身震いしてしまいます。


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プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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