ついに就職が決まりました!来週からシステムコンサルティング会社でコンサルタントとして働くことになりました。前回の会社は小さな会社でしたが、今度はうって変わってオーストラリア株式市場に上場する大手です。
仕事が見つかったこと自体はもちろんうれしいですけど、これで社会の一員として認められる身分になれることがとてもうれしいです。無職で学生でもない身分では社会的信用がないので、やりたいことがいろいろ制限されます。これで賃貸アパートの契約ができる!

クレジットカードを申し込める!

iPhoneが買える!

インターネットの契約ができる!

生活用品がそろえられる!

今からウキウキです

。
この会社は面接が全部で4回ありました。
1回目 人事部
2回目 同じ部署に所属する人(同僚になる人)
3回目 部門の責任者(上司になる人)
4回目 クイーンズランド州地域統括責任者
びっくりしたこと その1 結果がその場でわかる
すべてのプロセスで、面接の最後に次のステップに行くよう指示されました。日本だと面接からしばらく経ってから人事部から連絡が入り、合否の結果を知らされ、合格のときはその後次の面接の予約を取ります。その場で結果を言い渡されることはありませんでした。
びっくりしたこと その2 権限委譲
つまりすべての面接者に合否を判定する権限があるということです。2回目の面接は同僚になる人が私の技術的なスキルテストを行いましたが、この人が実質最初のラインの面接になります。ということはですよ、この人が「こいつ虫がすかねーな

」と思ったら落とすことだってできちゃうわけです。こわいですねー。というか、初期段階での判断を現場の非管理者に任せるってすごいことだし、日本では見たことありません。同僚は面接に参加したとしても、せいぜい上司の面接が終わった後に顔合わせ的に合うぐらいだと思います。
びっくりしたこと その3 スピード
これはオーストラリアの前職でもそうでしたが、とにかくプロセスが早いです。大手で、しかもこれだけ多くの面接をこなしても、応募した日からオファーレターが出るまで15日。もちろん業種や職種によって違うのでしょうが、私は日本の同じ業界で何度も転職しましたけど、1カ月ぐらいはかかっていたと思います。オーストラリアでも遅い会社はありますが、全般的に日本に比べて圧倒的に意思決定が速いという印象です。
びっくりしたこと その4 トップマネジメント
最終面接は幹部が出て来ました。日本だとお偉いさんとの面接は「やあやあよろしく」みたいな感じで顔合わせ的な意味合いが多かったので、そのつもりで行ったらもう大変、最終面接が一番タフだった!よくもここまでイジメてくれましたねって、そんなに意地悪な質問があったわけじゃないんですが、「この会社に入るヤツは俺が責任もって判断したるぜ!」という気迫がビンビン伝わってきました。現場の人だと仕事の話さえしていればいいのですが、この人は仕事の能力検査は終わっているという前提で、一般的なプロフェッショナルとしての姿勢や人格、会社の文化に合っているかどうかをチェックしたかったらしいです。あー疲れた・・・

。でも最後にはニッコリ笑ってオファーを出すと言ってくれました。
普通は入社してしばらくは社内でゆっくりして同僚を紹介してもらったり、新しい職場に慣れる期間があるものですが、私の場合入社すぐに私が働くことになるであろうプロジェクトの重要なキックオフミーティングがたまたまぶつかってしまい、入社第1日目と2日目はいきなり朝からクライアント先に駆り出されることになりました。やれやれ。
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