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アメリカからの送金でひどい目に遭った話

長い間塩漬けになっていたアメリカの銀行の預金を引き揚げることにしました。この大手銀行は最近経営状態が芳しくないので、破たんでもされたら大変。それにアメリカの金利は一昔前はすごくよかったのですが、今は日本と同じく普通預金が0.01%程度と雀の涙です。オーストラリアの金利もさすがに最近は下がりつつありますが、まだ3-5%ぐらいです。

そこで銀行のウェブサイトにアクセスしたのですが、昔は気軽にオンラインで送金できていたものができなくなっていました。最近はテロ防止のため、海外送金はハードルが高くなっているようです。コールセンターでたずねると、オペレータはどの人も海外からの送金手続きのやり方を知らないのです。いや、自分から知らないとは言わないんですが、調べるのが面倒なのか適当なことを説明され、言われた通りにしてもできません。仕方がなくまた電話すると、出てくるオペレータによってみんな言うことが違うのです。時差の関係で不便な時間に電話し、悪名高いアメリカの自動電話応答機で延々と枝分かれした質問に答え、国際通話にも関わらず何十分も待たされてもイライラしているところへやっとつながれば、出てくるのは顧客対応の基本のキも知らないようなヤル気なさそうなアンちゃんばかり。その挙句間違ったことを説明されたり、依頼したことをやっていなかったり、やっても間違っていることが何度も続くんですから、怒りは頂点に達します。

そしてようやくわかったことは、送金先の登録をするには、オンライン手続きの場合はアメリカに住所があるか、なければアメリカの支店に出向かなければいけないということでした。これにはあせりました。送金のためにわざわざアメリカまで飛ぶことなんてできません。そこでアメリカに住む知人に住所を貸してもらうことにしました。そしてオンラインで住所変更手続きをするわけですが、これもすったもんだの末やっと変更。そしていざ受取人口座の登録をしようとすると、認証のためにキャッシュカードの情報を求められるんですが、手持ちのカードは期限切れ。そこでオーストラリアに新しいカードを送ってもらおうとしたんですが、不正を防ぐためでしょう、変更したばかりの登録住所はしばらくの間変更できないのです 。そこで仕方がなくアメリカの知人の住所に送ってもらい、転送してもらうことにしました。そしてようやく受取人口座の登録が完了。

つぎはいよいよ送金依頼です。ところが、またもや先に進めないのでまた電話すると、依頼のレターを郵送しろとかアメリカの支店に出向けとか、なんだかんだと毎回違うことを言われ、挙句の果てにはうちではできないから外部の送金代行業者を使えだと。それでもあきらめずに調べていくうちにわかったのは、オンラインの送金手続きには本人確認のため、携帯電話にSMS(テキストメッセージ)を入れる必要があるとのことでした。この認証方法はオーストラリアの銀行でも行われていますが、私はアメリカ国外に住んでいるため使えません。

次の手段はトークン(ワンタイムパスワード自動生成機)を入手すること。これは銀行から購入しなければいけないのですが、これなら海外にいてもできます。登録住所にしか送ってくれないので、またアメリカの知人のお世話になりました。ここでもまた手違いがあって送付されず、三回目のオンライン購入手続きの末ようやく知人の元に。このトークン、一定の時間間隔で次々とパスワードを生成し、一定時間内に銀行のウェブサイトにパスワードを入力することによって認証を行います。昔からあるトークンはぽてっとした形ですが、今のトークンは大きさも厚みも銀行のキャッシュカードとまったく同じ。この中にリチウム電池が入ってるんですからすごいです。技術の進歩に感動しました。

よくあるのはこんな感じの丸っこい機器
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スマートなカード型(これは銀行の認証用カードではありません)
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ようやくトークンを使って送金手続きを完了した後も、確認のために銀行から電話が入るなど、二重三重の関門を経てようやく入金を確認したときは感無量でした。この一件で、待たされて途中で切ったのを含め、銀行には優に百回は電話してますからね。協力してもらったアメリカの知人がいなかったらできないことでした。

不満タラタラのアメリカの銀行でしたが、日本よりマシな所もありました。まず、日本の銀行は海外の住所は受け付けてくれません。これは海外に住む人なんかめずらしくない今の時代にはとんでもない時代遅れと言わざるをえません。海外に住むというと口座を閉めてくださいと言われるんですから。海外に住むお客は失ってもいいんですね。アメリカのこの銀行では、住所を証明するものもなしにインターネットや電話で国をまたいだ住所変更ができました。それと問い合わせにオンラインチャットが使えたこと。これは海外に住む者にとっては電話代を浮かせられるという意味では大変助かりました。電話だと待たされることが多いですが、チャットの場合はリクエストするとまったく待たずにすぐに会話を始めることができました。一次受付の機能しかないので、高度な手続きになるとやはり電話してくださいということになるのですが、簡単な問い合わせには重宝しました。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

フレンチ・フェスティバル

フランス革命が始まった7月14日、世界中のフランス人がお祝いするこの日に、ブリスベンでフレンチフェスティバルが行われました。音楽やダンスのステージ、パレード、アート、語学、旅行、ファッションなど、フランスに関するあらゆる文化が紹介され、食べ物の屋台がずらりと並びました。多くのフランス移民たちが出店者やボランティアとして参加しています。

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まずは食べ物の屋台で腹ごなし。クロックムッシュ、キッシュ、クレープ、フランスパンのサンドイッチなどのファーストフードの屋台が並びます。
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こちらはフランス国旗色のマカロン。このマカロン屋さんは、色とりどりのマカロン種類を一つ一つ指定するお客が殺到して、店先に人が溢れていました。
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フレンチワッフルも大繁盛です。
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イチゴがたっぷりのワッフル。クリームがかる~くて甘すぎず、オーストラリアのスイーツとはケタ違いのおいしさ。
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そしてフランスといえばやっぱりパンです。パン屋さんの屋台にはバゲット、クロワッサン、ブリオッシュ、パン・オ・ショコラなど、いろんな種類のパンがたくさん。普通のパン屋さんで手に入るパンとは比べ物にならないおいしさのパンが、暖かいまま提供されます。バゲットの質の高さには感動。これでフレンチトーストやクロックムッシュを作ってもおいしそう。オーストラリアのパンに辟易しているわたしには天国でした~。

お酒は屋外の公共の場で禁止されているので、この日は特別に柵で囲い、警備員を配した一画だけで提供されます。
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フランスワインとシャンパンのカウンター。この国はオーストラリアワインが圧倒的なので、たまにはフレンチもいいですね。
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モエ・シャンドンで乾杯!
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移動式ATMには長い行列が。デビットカードやクレジットカードが使えないので、現金を切らした人にはうれしいですね。
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ステージからはシャンソン風の音楽などが流れ、芝生や椅子に座ってワイン片手にのんびりくつろぐことができます。
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この日は雨の予想が大外れ、よく晴れて、ものすごい人が殺到し、大盛況になりました。このフェスティバルはブリスベンの数あるインターナショナル・フェスティバルの中でも質が高い方だと思います。入場料無料というのも大盛況の理由でしょう。会場にはフランス語が飛び交い、ブリスベンにこんなにフランス人がいたとはびっくりでした。

このフェスティバルには地元のレストラン、カフェ、パン屋さん、インテリアショップ、語学学校、旅行会社などが出店していて、フランスに関わる地元のビジネスの活性化に貢献しているわけですが、もし日本のフェスティバルをやったら・・・出店者は中国人や韓国人だらけになり、中国風・韓国風和食が提供されるでしょう。和食レストランや和風ファーストフードの経営者はほとんどが中国人や韓国人なのですから。この国で日本の食文化の継承を担っているのは、日本人ではなく彼らなのです。

こういうインターナショナル・フェスティバルに行くたびに、各国からの移民たちの結束力がうらやましくなります。日本人移民の結束力は他民族に比べて非常に弱く、コミュニティもなく、これと同じような日本のフェスティバルはないからです。もしここにある屋台が全部日本の屋台だったら・・・どんなに素敵でしょう。日本には世界に誇れるすばらしい文化があるのですから。

テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

知ってて安心護身術

ブリスベン市が主催する女性向けのパーソナル・セイフティのセミナーに出席しました。これは市が市民サービスの一環として提供しているもので、女性なら誰でも無料で受講することができます。二部構成で、一回目は講義、二回目は護身術の実技。一回目は職場が市と提携して開催したセミナーに出席し、二回目は市のセミナーに自分で申し込んで行きました。若い人から年配の人まで、あらゆる年齢層の女性たちが参加していました。

一回目の講義は、自分の身を守ることについて心理面の意識改革から始めます。女性は弱いもの、いつも被害者側という社会のイメージがあり、それが女性への暴力を生みだす要因にもなっているそうです。それだけでなく、女性は優しいもの、乱暴などしないものという社会的期待があるので、危険な目に遭っても女性が無意識にいい人を演じようとしてしまって相手に立ち向かうことができず、結局被害に遭ってしまうそうです。普段はいい人でも危険が身にせまった時だけは毅然として立ち向かわなければなりません。自分の身は自分で守るという発想の転換を促すこともトレーニングの一部なのです。

危険な目に遭わないようにするには、夜一人で出歩かないとか車は明るい場所に停めるとか、誰でも知ってる常識がありますが、そんなのは役に立たないといいます。なぜならそういう状況は普通に生活していれば避けられない時があるのです。大事なのは実際に危険な状況に陥った時にどうすべきか知っていること。一回目の講義では普段の生活の心構えから、さまざまな状況を想定した危険への対処方法までを学びました。

護身術の実技は一日コースで、攻撃されたときの身の守り方、逆襲の仕方をいろいろな場面を想定して学びました。練習用のパッドを使って二人組で練習します。実際の場面を想像しながら練習し、体と脳に動きを覚えさせるのが大切だそうです。叫び方もやり方を間違えると逆効果になるので、効果的な叫び方を練習しました。最終的な目的は戦うことでなく逃げることなので、学ぶのはあくまでも逃げる隙を作るための応戦でしかありません。だから必ずしも腕力が強い必要はないのです。とはいえ朝から夕方までパンチしたりキックしたり叫んだり、いやはや疲れました~。でもボクシングってなかなか楽しいね。

講師は市の委託を受けた研修専門の会社から派遣された女性たちでした。私の講師だった人は二回とも年配の女性で、十年以上の経験があります。護身術の先生はムキムキの筋肉ウーマンでもなんでもなく、看護婦さんが本職のごく普通の女性でした。この会社は女性が経営していて従業員も女性、まさに女性が女性のために身の守り方を教えているのです。日本の護身術というと、武道の一つというイメージがありますが、このクラスは技術の取得だけではなく、女性ならではの心理面にアプローチします。だから指導者も武道の専門家ではなく、女性が自分で身を守る方法を教える専門家なのです。この違いは、この国の女性の社会的地位や社会の女性に対する見方、女性自身の自立心の違い、そして自分のことは他人に頼らず自分で責任を持つという個人主義が反映されているのかなと思います。女性ならではの心理面がよくわかっている女性に教えてもらうと、メンタルな部分の学習効果がぜんぜん違うと思いました。

ブリスベンは比較的治安がいい街で身の危険を感じたことはありませんが、何が起こるか分からないのが世の常、備えておくに越したことはありません。状況に応じて本当にいろんなやり方があって、とっさにどのやり方を採用するか判断しなくてはならないので、どんな場合にも対処できるようになるには継続的な練習が必要だと思います。でも目から鱗満載のセミナーで、知っているのと知らないのでは雲泥の差。なによりも、受講前は危険な場に遭遇したら自分には何もできないと思いこんでいたのが、受講後には自分にもできると自信がもてたのが大きな収穫でした。女性自身が身を守ることができれば被害を減らせるだけでなく、社会の犯罪を減らせるし、市の保安コストも抑えられるので、一石三鳥ですね。

テーマ : オーストラリア
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オンライン銀行の威力

どこかおもしろい銀行ないかなー、よくある大手銀行じゃつまんないなあと思っていたら、友人がUBankというオンライン銀行を教えてくれました。今の普通口座の利率は6.01%。オーストラリアの銀行の中でもトップレベルです。普通オンライン口座といえば、他口座経由で預金や引き出しをします。日本のネット銀行も普通は提携しているATMで入出金できます。でもこの銀行にはネット上の口座しかないので、入出金は他銀行経由や給与振り込みで行います。いつでも引き出せるけど、貯蓄口座なので預けてしまえばめったに引き出すことはないので、ATMはなくても不都合はありません。

取引はすべてウェブサイトで。まず申込み。必要事項を入力し、身分証明は免許証、パスポート、メディケアカードなど、選択肢の中から自分が使えるものを二つ選ぶ。IDを入力すると直ちに本人確認が終了。ここまでで10分ほど。そしてセキュリティのための秘密の質問と答えを登録した後は、オンラインバンキングのウェブサイトに誘導されるので、携帯のSMSにすでに届いているパスワードを使ってログインし、口座ができているのを確認。この時すでに口座への送金の方法を説明したメールが届いているので、自分の取引銀行のウェブサイトに行って送金。私は途中他のことをしていたのでここまで1時間ぐらいでしたが、続けて手続きをすれば、申込を始めてから送金手続きまで30分でできるでしょう。このスピード感、すごいじゃないですか! 郵送で自宅に何か書類を送って来ることはありません。もちろんキャッシュカードだってないし、取引を開始したことがわかる目に見える物体は何もありません。

口座への送金手続きは他銀行からもできるけど、UBankのバンキングサイト内で他銀行からの自動引き落としの設定もできるようになっています。一度きりの送金にも使えるし、他銀行から繰り返し自動入金をしたいときにもOK。引き落としする他銀行のバンキングサイトに送られたセキュリティコードをUBankのサイトで入力させることによって他銀行口座を確認。するとその場で10分間しか有効でない別のセキュリティコードがSMSに届くので、すぐにコードを入力して手続き完了。二重のセキュリティチェックも超スピーディです。

ウェブとリアルタイムに送られるSMSとメールを駆使した手続きの簡素化、完全無人化、迅速な処理スピード。そして徹底したコスト削減。銀行側の業務コストといったら、銀行取引とウェブサイト運営とカスタマーサポートぐらいでしょう。浮いた店舗とATMの経費を乗せて実現された高い利率はもちろんありがたいのですが、この銀行の個性的な経営方針が妙に気にいってしまったのでした。普通口座の種類も一つしかなく超シンプル。他の銀行で複数の口座をもち、口座の管理にてんてこまいの私には新鮮です。オーストラリアには不動の地位を築いている大手銀行がいくつかありますが、新規参入者ならではのニッチ戦略で、顧客をネットユーザだけに絞り、商品もサービスも絞り、自分の得意分野で一番になる。きびしい世の中を渡り歩いて行くときのいいお手本です。

テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

ワインテイスティングにご用心

私が働いている大学のキャンパスにあるカフェは、ちょっと一休みしたい時にコーヒーを買いに行く場所。買いに行くといってもオーストラリアのコーヒーはエスプレッソ式なので、5分ぐらい待たないと出て来ません。置いてある新聞を読みながら待っている時間もほっとひと息の時間。他の多くのカフェと同様、軽食やアルコールも置いています。そしてここはワインバーにもなっているので、夕方からはワインを楽しむ人も多いです。

この店のオーナーのソムリエが主催するワインテイスティングの会に参加してみました。カフェの中はテーブルセッティングがされ、真っ白なテーブルクロスの上にいろいろな型のワイングラスが一席につき6つ。最初にサワードウのトーストにビートルーツのディップで軽く腹ごなし。その後、ソムリエがワインの説明をしながら一人ひとり注いでくれました。この日の銘柄は私も良く飲むオーストラリアのBrown Brothersでした。スパークリングワインから始まり、軽めの白から重い赤へ、そして最後にデザートワインです。普段酒屋ではなかなか見ない銘柄を試飲できました。その後、ミステリーワインといって、ラベルを隠したワインを試飲、そしてクイズ。ぶどうの種類や産地、単醸か混醸かなどを当てます。参加者は次々にふるい落とされ、私は偶然にも最後から二番目まで残ったのですが、最後のクイズで撃沈しました!

そして最後には注文です。メーカーの人も同席していて、商品の説明をしてくれました。私が普段飲むのは安ワインばかりですが、たまに少しだけいいワインを飲みたいとき、どうせなら試飲してから買いたいと思います。なるほど、消費者と販売者の利害が一致しますね。注文したワインが届くのが楽しみです。

以前働いていた会社では、定例の全社会議が親睦会を兼ねたワインテイスティングになったことがありました。会議室にいくと白いテーブルクロスがセットされたテーブルが所狭しと並べてあり、いつもの堅苦しい話はそこそこにテイスティング開始。ワインに詳しい社員が説明し、ついで回ってくれた、自前のテイスティング会。最後にクイズまでしっかり用意してくれました。このときはいろんな種類のチーズがでてきて、あんまりおいしいのでチーズだけでお腹がいっぱいになってしまうほどたらふく食べました。チーズ販売業者の協賛でした。会社の会議がワインテイスティングになってしまうとは、さすがにワインの国です。

金曜の夕方に楽しんだワインテイスティングですが、思いがけないお土産が・・・。その時はスイスイ飲んでいたんですが、その日の晩から頭がもうろうとして何もできなくなり、ベッドに直行。次の日の朝も頭がガンガンで頭も体もまったく機能しない状態。いやはや、二日酔いで土曜日の半分を完全に無駄にするとは!7種類を飲んだものの、少しずつなので全部でグラス2-3杯の量しか飲んでないんですが、やっぱり食物をほとんど食べずに飲んだせいでしょうか。これには自分でもびっくりしました。ワインは油断すると悪酔いするので、気をつけないといけませんね。

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瞑想ライフスタイル講座

以前から興味があった瞑想。Australian School of Meditation & Yoga が行っている「一日瞑想ライフスタイルワークショップ」に参加してみました。瞑想・リラクセーションの方法、ヨガ、食事と、いろんなアプローチで心身ともに健康なライフスタイルを目指します。

呼吸は心身のバランスを整えるのにとても重要です。呼吸法の話の途中、自分の1分間の呼吸数を計りました。私も含め、参加者の多くが過呼吸なのにはびっくり。ヨガはゆっくり呼吸をする訓練をするのに最適ですが、このスクールではヨガの元祖、ハタヨガを教えています。インド風のインテリアのリラックスした雰囲気のスタジオで、ヨガを思い切り楽しみました。

食に関してはインドの伝統医学アユールヴェーダを使い、バランスの取れた食物を毎日の食事に取り入れることによって、健康な生活を維持する方法をいろいろ教えてくれました。質問票に答えることで人を三つのドーシャ(体質)に分けて、それぞれ積極的に使うべき食品やスパイス、避けたい食品、お勧めのライフスタイルを教えてくれます。辛い物をどんどん取った方がいい人、取らない方がいい人。体を温めるのがいい人、冷やすのがいい人。スパイスやハーブも、ドーシャによって適したものが違うのです。ドーシャは年齢によっても変わって来るそうです。考えてみればスパイスは薬としても使われるし、医食同源ともいうように、口に入れる食物はすべて体を作るために使われるの。自分の体質や改善したいことによって食物や生活習慣をコントロールべきなのですね。

アユールヴェーダ料理のデモンストレーションもありました。ご飯からメインディッシュ、デザートに至るまで8品目も。インドのスパイスとハーブ、豆、野菜を積極的に取り入れたベジタリアン料理です。いってみればインド風薬膳料理ってとこです。インドのスパイスを使いながら、今まで食べたことのあるインド料理とは一味違うもので、口当たりがよく、体に優しそうなものばかりでした。いつもこってり肉料理や激甘のケーキばかり食べているオーストラリアの人達には、新鮮に映るようです。考えてみれば、ここで習ったことは日本食をきちんと食べていれば実践できることばかり。でもなかなか和食が思うように食べられない環境では、食材が簡単に手に入る和食以外の健康料理も、少しずつ自分の食生活に取り入れたいと思います。

瞑想の方法はいろいろあるみたいですが、まず、インストラクターの声にガイドしてもらいながら自分の意識を使って瞑想に入る方法、そしてマントラを繰り返し唱えることで瞑想に入っていく方法が紹介されました。単純な言葉を旋律に乗せて繰り返すマントラは歌を歌っているみたい。数珠が配られるんですが、これはマントラの旋律を数えるもので、一つのフレーズが終わると一粒進み、一周すると終わりです。数珠ってこんな風に使えるんですね。終わった後は気分はスッキリ。やさしいものに包まれたような気分でした。

瞑想を教えてくれた女性は以前大手銀行の役職として多忙な生活を送っていました。ストレスがたまって心身疲れ果てたとき、瞑想を知って心身ともに健康な人生を取り戻し、それ以来ボランティアで瞑想を教えているそうです。自分がしてもらったことを他人にお返しするという精神がすばらしい!東京の生活に比べたらずっとストレスの少ないブリスベンの生活ですが、日常生活のいろんな所から来るストレスから自分を解放するために、リラックスする方法を知っているのは便利だと思いました。これも練習あるのみですが。

この日にもらったおみやげは、アユールヴェーダ料理とベジタリアン料理のテキスト、瞑想のCD2枚、数珠。こんなに盛りだくさんの一日コースでアユールヴェーダのランチもついて$45は安い!それもそのはず、このスクールでは瞑想のクラスはボランティアと寄付に支えられているのです。寄付やボランティアが日常的になっている国ならではのスクール運営です。

最後にはハルモニウムという空気を送りながら演奏するインドの鍵盤楽器、太鼓、ギターで音楽に合わせてみんなでマントラを歌いました。そしてインド風デザートとマサラティでほっと一息。料理、音楽、ヨガ、瞑想と一日盛りだくさんの充実したワークショップでした。ここで習ったことをどうやって自分の生活に取り入れていくか、これから考えるのが楽しみです。


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本屋がつぶれて出てきたつぶやき

本のチェーン店Angus & Robertson がオンラインショップを残して閉店を決定し、国内38店舗をたたむことになりました。数か月かけて在庫一掃セールをしていて、私がよく通りかかる二店舗も日に日に在庫がなくなっていき、とうとう本棚がスッカラカンになってついに閉店してしまいました。アメリカで650店舗、オーストラリアなど国外でも展開していた、グループ会社のBordersの倒産に伴うものです。

Bordersはアメリカ中どこに行ってもあって、広い店舗にゆったりと本棚が配置され、フロアにはいすが置いてあって座って本が読めるし、カフェも併設されていて、とてもくつろげる図書館のような場所でした。みんな読むだけ読んで買わないんじゃないかと心配になるほどでしたが、さすがにオンラインショップや電子書籍の存在が大きくなってからは、見るのは本屋、買うのはオンラインになっていたでしょうから、破たんするのも時間の問題だったかもしれません。オンラインショップは安くて早くて家まで届けてくれるのは便利だけど、やっぱりふらっと本屋さんに寄ってパラパラページをめくるのもいいものです。そんなくつろげる本屋さんがなくなるのはちょっぴりさみしい。

Angus & Robertsonは残念ながらそういういい思い出があるわけではありません。特別くつろげる雰囲気でもなかったし、第一オーストラリアの本屋はびっくりするほど高くて、とても気軽に買えません。買うとしたら、ショッピングセンターや街の一角にある、安売りの本が平積みされているようなお店とか、ブックフェアなどで買います。どうしてもほしい本があるときは、アメリカのAmazonから取り寄せます。(オーストラリアにAmazonはありません。日本のAmazonは配送料が目が飛び出るほど高い。日本の方がアメリカより近いはずなのに、これはかなり不満。)イギリスのオンラインブックストア、Book Depositoryは世界中配送料がタダなので今度試してみたい。と思っていたら、先日Amazonに買収されていました。この業界はすごい勢いで激変しています。

これだけ本が高いとオンラインショップや電子書籍になるのも当然。KindleやiPadで読んでいる人も多いです。本だけでなく、生活用品や服など他の商品も海外のショップからオンラインで買う人が増えていて、国内の小売業界が悲鳴を上げているほどです。インフレで小売店での買物は高いのに品質も品揃えもあまりよくない。だったら商品の選択肢の多い世界のショップから、豪ドル高を利用して買う方がおトクです。私ももうすこし海外のオンラインショップを研究してみようと思います。

日本の小売製品は品揃えも品質も世界最高レベル。それなのに、海外にいるとなかなかその恩恵を受けることができません。インターネットがあれば国境なんて関係ないはずなのに、なぜ国内向けばかりの近視眼なんだろう?海外からオンラインで英語で注文できて、配送料もそれほど高くなければ注文が殺到すると思うんだけど・・・。このつぶやき、考えてみたら私が10年以上前にアメリカに住んでいたころにつぶやいていたセリフと同じでした。

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年度末セールの戦利品

オーストラリアでは7月1日から新しい会計年度が始まりました。年度末の6月は街中が年度末セール。6月30日には値下げ率も最高になり、多くの人が街へ繰り出しました。7月になってもまだセールをやっています。イースター、母の日、クリスマス後などのセールのときはキッチン用品、寝具、インテリア用品なども値段が下がるので、なるべく普段は買わずにセールの時に買うようにしています。年度末も大きな値下げのチャンス。ひそかに狙っていたものをゲットしました~

今回のテーマは、「ザ・寒さ対策」。日本は例年になく暑い夏ですが、オーストラリアは例年になく寒い冬です。時々大寒波が来て朝晩はブルブル震えています(といってもブリスベンでは最低気温6度、最高気温20度ぐらいですが)。温暖なブリスベンでは冬でもコートが要らないはずなのに、今年は厚手のコートを着ている人もよく見かけます。服も体も暖房も家の造りも厳しい寒さには適応していないので、想定外の寒さが来るのはこたえます。8月ぐらいまではまだまだ寒さが続きます。


キャセロール
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寒~い冬にはこれ!通常の半額でした。オーブンに放り込めば煮込み料理のできあがり。そのままテーブルに出せるので便利。冬の間にキャセロール料理をいろいろ研究しなくちゃ。


すり鉢とすりこぎ(mortar & pestle)
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ハーブやスパイスをすりつぶすのに使います。アジア料理、中東料理などに必須のスパイスをつぶしたり、バジルをすってジェノベーゼを作ったり、チャイティー、ナッツと使い方はいろいろ。これは花崗岩製でずっしり重く、オーストラリアではとてもポピュラーな調理器具です。30%引きでした。


ひざかけ
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40%引きで手に入れたモヘアのひざかけ。冷え込む夜のリビングで大活躍しています。


ムートンのルームシューズ
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オーストラリアの名産品の一つ、シープスキンのブーツです。有名なブランドはUGGとemuで、日本にも輸出されていますが、これはemuのもの。寒さ対策はやっぱり足元から。これをはいてると本当にあったかいですよ~。これは残念ながらセール品ではありません。


日本で暑さに喘いでいる方々にとっては迷惑千万な寒さ対策のお話でした。


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楽しいバス通勤

最近は電車とバスを使って通勤しています。ブリスベンでは電車が走っている範囲は限られているけど、バスは郊外まで縦横無尽に網羅されていて、バスを乗り継げばどこへでも行けるようになっています。バス専用道路もあって、これは渋滞の影響を受けないので便利です。バス路線はものすごい数なので、これを使いこなせるようになるのは東京の地下鉄に詳しくなるのと同じように大変かもしれません。

時間きっかりに来る公共交通機関に慣れた日本人の間でよく話題になるのが、バスや電車が時間通りに来ないこと。一応時刻表はあるんですが、時間通りに来たら逆にびっくりしてしまいます。私も最初はイライラしましたが、今ではもうすっかり慣れてしまいました。「○時に来るバスに乗ろう」というより、「待ってて来たのに乗ろう」という感じです。最初から時間通りに来ないものと思えば腹も立ちません。

日本では交通機関は時間きっかりに来るのが当たり前。朝の通勤時間帯には電車が10分到着が遅れただけで遅延証明が出て、サラリーマンがそれを競うようにつかんで会社へ向かってたっけ。こっちだと毎日遅延証明が必要になっちゃいますね。でも少しばかり遅れたからといって別に支障が出るわけではありません。会社ではいつ誰が出社したかなんて誰も気にしてないし、遅く着いたらその分遅くまで仕事をすればいいし、どうしても時間通りに行かなければならない場合は少し早めに出ればいいだけだし。10分遅れて失うものなんて、よく考えてみたらそんなにないのです。

バスの中には車いす専用の広いスペースがあって、車いすが入るときは座席を倒して十分なスペースが確保できるようになっています。バスでも電車でも車いすに乗っている人はよく見かけます。車いすの乗り降りの安全を確保していたら、運行は時間通りに行かないのは当然。時間きっかりの発着は便利だけど、失うものもありますね。バスに乗るときは運転手にあいさつし、降りる時はThank you! と声をかけるのが普通です。ちょっとした行動に現れる心の余裕と他人との暖かいふれあいはすてきだなと思います。

先日のラグビーリーグの試合State of Origin。Queensland州とNew South Wales州が地元の名誉を賭けて戦う、オーストラリアスポーツ界のビッグイベントです。その日はQueensland州にとってホームでの試合だったこともあって、朝からなんだか落ち着かない雰囲気。バスに乗ると、ギャー 車内がすべてMaroon色(あずき色)だったんです。地元のチームMaroonのユニフォームや旗なんかの飾りで埋め尽くされていました。その日はバスだけでなく、会社にもMaroonのユニフォームで出社する人もいて、街中が盛り上がっていましたけどね。

4月のイースターのときもバスの中がすごいことになってました。その日に乗ったバスは女性ドライバー。入ったとたんひっくり返りそうになりました。中はイースターのシンボル、うさぎと卵だらけなんです。大きなフロントガラス一面に何十体ものうさぎのぬいぐるみが積まれ 、天井からは見渡す限りリボンにつけた卵がぶら下がってる!。バス中はキラキラ飾りで埋め尽くされていて、完全にパーティー仕様のバスでした。これはかなり時間をかけてがんばったんだんだろうなあーと思ったので、「すてきね~、楽しいイースターを!」と声をかけるとニコニコ喜んでました。

心に余裕を持つこと、日々の生活の中にちょっとした楽しみを作ること、そしてそれを周りの人たちと分かち合う精神。オーストラリアの大好きなところです。

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IKEAの達人

新居に引っ越してきて約二カ月。ようやく家具がそろってきてだんだん家らしくなってきました。とはいってもまだ肝心のソファがないので、快適にくつろげる部屋にはなっていません。値段とデザインの両方で満足できるものがなくて、中古も探していますが難航しています。早くおいしいお茶でも淹れてソファにもたれてテレビを見ながらの~んびりくつろげるようになることを夢みているんですが・・・。まあ気長に探すことにします。

すっかりお世話になったのはIKEAの家具です。ここに越してくる前は家具は一切持っていなかったので、一度に大量に購入しなくてはなりません。とりあえず揃えるには価格が安くてデザインも合格点のIKEAは魅力的。他にももいろいろ見て歩きましたが、やはり値段が違いすぎる!どうしてもIKEAとは思ってなかったんですが、結局気づいてみたらほとんどがIKEA製品に。優良顧客として割引券ぐらいもらいたいですね。

店頭で売られている小物商品の多くは日本から来ています。商品にはイケアジャパンの表示があり、取り扱い説明なども日本語で書かれています。おもわず近くのオーストラリア人に、「キミたち読めないだろ~」と自慢したくなっちゃう。こんなにたくさんの日本語に出会える店はないのでうれしくなります。

ウェブサイトに商品の写真とサイズとパッケージのサイズが書いてあるので、購入する品物をあらかじめ決めてリストを作っておきました。ウェブサイトには自分のショッピングリストを登録できるので、少し時間をかけて決めたいときに便利。毎日更新される在庫量と向こう三日間の予想在庫量も確認できるので、在庫を確認してから車でGo!。ショールームでは実物を確認しながらショッピングリストに商品名と倉庫の棚番号を次々と記入。最後にトロリーを押して倉庫に行き、リストに記入した棚番号からほしい商品を自分で探し出してレジへ運びます。セルフレジも使って支払い、駐車場へ。

家に運びこんだら今度は組み立てが待っています。結局ベッド、ベッドサイドテーブル、チェスト、ダイニングテーブル&チェア、机といす、本棚、TVスタンドを組み立てるはめになりました。ベッドと本棚は友人に手伝ってもらいましたが、あとは自分で週末や仕事の後にコツコツ作りました。組み立て家具といっても本格的で、大量の釘を打ち込む大工仕事もあったので、あわてて金槌を買いに走りました。文字がない説明書では、読み方のコツがわかってくるまでは間違えて作ったものを分解する羽目になったり。2-3時間かかるものもあって結構大変でしたが、だんだんコツがわかってくると、どの家具も似ているのでかなりスピードアップしました。もうIKEAの組み立てサービスで仕事できるかも。助っ人が必要な方、手伝いに行きますよ~。

IKEAは半製品を顧客に持ち帰らせて自分で組み立ててもらうことでコストを削っているわけですが、そのほかにいろんなところで製造費や物流費を抑える努力をしているのがうかがえます。絵だけで書かれた説明書(国別対応の必要なし)、共通部品の多用、部材が隙間なくきっちり詰まった梱包には緩衝材や空間がほとんどないことなど。また組み立てていると、意外と細かい品質にもこだわっていることがよくわかりました。デザイナーはこの部品を箱のサイズに合わせるのに泣いたんだろうな~なんて想像してみたり。顧客が自家用車で持ち帰れるように、梱包をすべて平たく運びやすくするという制約があるからです。パッケージのサイズと梱包という厳しい制約がある中、ここまでのデザインをやってのけるのにはあっぱれ。

それにしてもIKEAがやってることといえば、設計、製造、出荷、店舗倉庫までの物流、在庫・販売管理だけ。出庫、レジ、買物袋の用意、配送、組み立ての工程を顧客にやらせておいて、必ずしも安いとはいえないんじゃないの?思ったりもしますが、それでもつい買ってしまうのは、値段の他に安っぽすぎないデザイン、テーマパークのように見て楽しい提案型のショールーム、ユニークなレストラン、豊富な品揃え、自分で組み立てる楽しさなど、また利用したいと思わせる付加価値があるからなんだろうな。



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プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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