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海外でおせち料理に挑戦

明けましておめでとうございます。オーストラリアでは新年を迎えるときに花火を上げ、元旦は祝日になりますが、それ以外変わったことはなにもありません。二日からは出勤が始まるし、中国系移民が新年を盛大に祝うのは二月だし、元旦なんて一般の人にとってはなんでもない日なのです。その上真夏の暑い盛り、セミがジージー鳴いて汗だくの毎日では正月気分はまるでありません。

今年は移住以来初めて自宅で正月を迎えました。となると、ここで日本人としての本領を発揮しなくてどうする!?ということでおせち料理に挑戦してみました。難関は材料が手に入りにくいこと。でも工夫しだいでかなりのことができることがわかりました。

 えびのうま煮
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オーストラリアではエビが手に入りやすいので、おめでたいエビはお正月らしくていいですね。あまり火を通すと硬くなるので、汁に漬けておけば味がしみ込んで自然にできあがってしまう料理は重宝します。

 煮しめ
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いり鶏にしました。くわいは入手できません。里芋は見かけることもあるのですが、手に入らなかったのでタロイモで代用しました。これでもかなりイケます。こんにゃく、干しシイタケはアジア食品店で手に入ります。シイタケはファーマーズマーケットでいいのが売っていたので、生シイタケを使いました。生の蓮根、ごぼうはほとんど見ません。蓮根は冷凍食品を使いました。生ごぼうが恋しいです。この料理は何日か置いておくと味がしみていい感じです。

 伊達巻
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これまで伊達巻は買ってくるものと思い込んでいましたが、今回自分でも意外と簡単にできることを発見。白身魚またははんぺんをフードプロセッサですって卵と混ぜ、四角いバットに流し込んでオーブンで焼き、巻きすで形を作ります。いきなりきっちり巻くと卵が割れてしまうので、熱いうちにゆるく仮巻きして形を記憶させ、二度目に本巻きをするのがポイント。巻きすの上から輪ゴムかけて置いておけばきれいに形ができます。厚さと大きさは流し込むバットの大きさで決まってしまうので、ちょうどよい大きさのバットを用意するのがコツ。最初はやっぱりやってみないとわかりません。私は二回目で成功しました。大好きな伊達巻が自分でできるなんて感激です。

 昆布巻き
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日本から乾燥昆布を送ってもらい、自分で煮ました。

 紅白なます 
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こってり甘系のおせちの中でさっぱり酢の物はうれしい。大根はマーケットやアジア食品店でよく見かけます。

 桜餅
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日本で買ってきた道明寺粉を使って作った、桜の葉がない桜餅。難しく見えますが、水と砂糖を混ぜて電子レンジでチンするだけなので意外と簡単です。これと同じ要領で、中華食品店で手に入る白玉粉を使ってぎゅうひもできるので、大福も意外と簡単に作れます。中のあんこも手作り。小豆は日本より安く手に入ります。煮る時はほおっておけばいいので、手間いらずでおいしいあんこができます。缶詰のあんこも売っていますが、おいしさは手作りと比較になりません。食後のデザートはこれと抹茶を添えて。

あとは写真を取り忘れましたが、日本から送ってもらったごまめで田作りも作りました。きんとんは、栗の甘煮がちょうど手に入らず断念。黒豆は以前中国の黒豆で作ったらうまくいかなかったので今回はやめました。栗など豆類全般は、海外からオーストラリアに持ち込むことができません。検疫検査が厳しいオーストラリア在住の食いしん坊は、厳しい規制の中でいかに和食を手に入れるか工夫をこらす必要があります。

元日は友人を招いて思いっきり日本らしい食事を楽しみました。やっぱり和食は体に優しくてほっとします。いつでも手に入れられると思うと特に食べたいとは思わないのに、ないと恋しくなる。食は自国の民族としてののアイデンティティを保つ上でも重要な役割を果たしていると思います。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

おせち黒豆の予行演習

めっきり涼しくなってきた今日この頃。ジャケットやセーターが恋しく感じます。夏の間は暑さのせいか料理への熱意がすっかり薄れていたんですが、さすがに食欲の秋はがぜん創作意欲が増してきました。雨がちなお天気もあってあまり出かける気分にならないので、キッチンで未開拓領域に取り組む日々です。

さて、今度のお正月にはおせち料理を作ってみたいとひそかに思っています(旅行に出かけてしまわなければですが)。まずは黒豆ですが、問題は日本の黒豆が手に入らないこと。そこで少し気が早いですが、中国産の黒豆で本番前の実験をしてみました。ここでは日本の食品よりアジア食品の方が手に入りやすく、たとえ和食を作るときでも中国食品や韓国食品をいかに使い倒すかがカギになります。アジア食材店に行ったときは、中国語や韓国語ができたらどんなにいいのに~と思います。今回使ったのは「青仁鳥豆」という黒豆。はたして中国産でも日本人好みの美味しい煮豆ができるのか?

母直伝のレシピにより、煮汁に5時間つけてから調理開始。といっても灰汁を取ったり水を足す以外はほっとけばいいのですが。レシピでは8時間ぐらい煮ることになっていたんですが、煮れども煮れどもほどよいやわらかさにならない・・・。結局三日がかりで途中休憩しながら煮続けること14時間(電気代の請求がコワイ)。ここまでくるともうこれ以上やっても変わらないだろうということでやめました。残念ながらあのねっとりとした歯ごたえは実現なりませんでしたが、お味はなかなかいけます

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実験の結果、中国産の豆はどうやら日本の黒豆煮には適さないらしいことが判明。やっぱり日本に帰って丹波の黒豆を買ってこないとダメかな?それともオーストラリアのどこかに日本の黒豆はあるのでしょうか。

煮豆だけでもつまらないので、乾かしてから砂糖をまぶしておちゃらけ甘納豆を作ってみました。醤油が少し入っているので、ちょっとへんてこりんな甘納豆ですが、まあ気分を味わうということで。しかしこれがやみつきになって、ついついつまんでパクパク食べてしまうのです。明日は職場に持って行って、また別の種類の実験をしようと思います。さて、みんなの反応はいかに?

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

オーストラリアに普通の和食を広める会

いつもお世話になりっぱなしのご近所の人たち。クリスマス会に呼んでもらったり、買い物や遊びに連れて行ってもらったり、困ったときに相談したり、フラッとお邪魔して世間話をしたり。いいご近所さんに囲まれて本当に感謝しています。そこで日頃の感謝をこめて、この土地に生まれ育ったオーストラリア人たちを和食ランチに招待することにしました。メインは寿司です。

オーストラリアではSushiといえば巻きずしを想像するぐらい、ファーストフードとしての地位を確立しています。こちらの巻きずしは長いままの太巻で、手に持ちやすいサイズ。私もよくランチタイムにお世話になっていますが、仕事をしながらでもさっと食べられるのが便利。具はスパイシーチキンとかチーズとかビーフとか、日本ではありえないものが多い。もちろんこういう商売をするのは中国人や韓国人です。新感覚の寿司ということで日本にも逆輸入されているそうです。新しくて便利なのはいいんですが、これが和食と思ってもらっちゃ困る!ということで、日本人としてはやっぱり本物の寿司を提供しないわけにはいきません。

前菜はかんぴょう巻きとかっぱ巻き。かんぴょう巻きはさすがにファーストフード店では見たことないですね。どうだ、参ったか!
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そしてメインはちらし寿司。この国の人は、寿司といえば巻きずしかにぎり寿司くらいしかたぶん知らないでしょう。案の定、お客様は誰も見たことがなく、びっくりしていました。ご飯の中に混ぜてある具や、桜でんぶや金糸卵などの細かい芸にいちいち感動してくれました。


ひじきの煮ものは真っ黒で気持ち悪がるかと思ったんですが、おいしいおいしいといってたちまち平らげてしまいました。アメリカでは巻きずしののりは裏側に巻くことが多いですが、黒い食べ物は気持ちが悪いからと聞いたことがあります。オーストラリアではのり巻きののりは堂々と表側が多いので、黒いものに慣れているのかな。いんげんの胡麻和えや味噌汁もおかわり攻撃ですぐに売り切れました。やっぱりおいしいものは万国共通なんですよね。

デザートはすいかのゼリー。蒸し暑い日だったので当たりでした。こんな単純なものでも珍しがられました。
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この後、やっぱり日本を体験してもらうにはこれっきゃないでしょ!ということで、抹茶をたてました。お菓子は今回作る暇がなかったので、日本からのおみやげのようかんとあんこ入りの駄菓子。白人はあんこやようかんは苦手という私の先入観を裏切り、喜んで食べてくれました。お抹茶はダメだったら緑茶を出そうと思っていたんですが、全員が初めてだったにもかかわらず、おいしいおいしいと言っておかわりのリクエストも!食べるだけでなくしゃべりもすごい!男性も女性も、時間を忘れて何時間でもおしゃべりするのは得意技。いつも自分の話題の引き出しが少ないと反省するばかりです。

オーストラリアではアジア系の移民が多く距離も近いせいか、アジア料理は日本で体験するよりずっと身近で、食材も豊富だし、テレビの料理番組でもよく作り方を教えているし、レストランもたくさんあります。でも和食といえばどうしてもファーストフードの巻き寿司や回転寿司か、中国人や韓国人の経営するエセ和食レストランか、値段が高くて量が少ない高級路線の純和風レストランになってしまいます。和食にはもっと気軽に食べられるおいしいメニューがたくさんあるのに~!みんな寿司やてんぷらやすき焼きは知っていても、普通の家庭料理はなかなか知る機会がないのでしょう。特にブリスベンは他の大都市に比べるとそういう傾向が強いかもしれません。食材がなかなか手に入らないという苦労もあります。

初めて白人オーストラリア人に和食をごちそうしてみましたが、実験第一弾は大成功。「本当に和食って、他のアジア料理とは全然違うのねー」と感心してくれました(そりゃー違いますとも!)。オーストラリア人の中には魚が苦手など、そもそも和食に向いていない人もいますが、今回のお客様はみな国際感覚豊かで好奇心旺盛な人たちばかりだったのでラッキーだったかもしれません。「オーストラリアに普通の和食を広める会」(現在会員一名)の会長はニンマリなのでした。これに気を良くしてまた次の実験をたくらむ会長です。

テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

ブリスベンに居酒屋がやって来た!

しばらく前にブリスベンに出現した居酒屋WAGAYAに行ってきました。これはブリスベンには今までなかったまったく新しいコンセプトのお店で、シドニー店の姉妹店だそうです。居酒屋はシドニーやメルボルンにはあるけど、田舎なブリスベンには今までなかったのでうれしい限り。でもなぜかチャイナタウンのど真ん中にあるのがオチですかね?日本の居酒屋はビルの上階にあることが多いけど、このお店も二階にあります。まさかそんなところまで真似したの?そしてフロアが広いのも日本のモダン居酒屋風。従業員が一斉にかける掛け声が聞こえるのもまさに日本!

日本のオシャレ居酒屋そのものの、ちょっぴり薄暗くて落ち着けるインテリア。席は日本によくある個室スタイルです。
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写真付きラミネート加工の大きなメニュー表にこれでもか!と並ぶメニューの数々。こっちにはない日本の居酒屋風カクテルは種類がすごい。お食事の品数も多いです。うはー、こりゃまさに日本!なつかし~。
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タッチスクリーンで個室席からオーダーします。これは日本の居酒屋やカラオケを知らない人が見たら度肝を抜きそう。言語は英語、日本語、中国語、韓国語から選べます。
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メニューを選んでオーダーボタンを押す。注文したらすぐ食事が届くのにはびっくり。サービスも日本並です。すぐに来るので、お腹のすき具合に合わせて一皿づつ追加注文できるのが便利。注文合計金額を常に確認できるので、お財布とも相談しながら。
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お酒は熱燗かお冷か選べる。いや~芸が細かい。さすがです。
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居酒屋定番メニュー、明太ポテトサラダ
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蓮根揚げ。カリカリポリポリ・・・・。こういうなんでもないメニューがうれしいんだナ。
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鰻串。やわらかくて味付けも良かった。
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これぞ居酒屋、定番の焼鳥
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鮭ハラミ寿司
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ほたてガーリックチャーハン
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〆はマーブルポッキーつき黒ゴマアイス。泣けます
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週末に予約しないで行ったら30分待ちでした。こんなに席数が多いのに満席とはやっぱり人気なのかな?雰囲気がそこそこいいお店は高いのが普通なんだけど、ここは味も雰囲気もいいのに値段は良心的でした。

お寿司を握る店員さん
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ブリスベンの和食店は韓国人や台湾人が経営している所が多く、これ和食なの?というお店が多いのです。日本人経営でも味つけが微妙に現地化していたりします。味は良くても雰囲気がイマイチだったり、味も雰囲気もいい所は値段がべらぼうに高いのに量はほんの少しだったり。がっかりすることが多いので、外食のときに和食を選ぶのは、ファーストフードを除きこれまで敬遠気味でした。でもここはメニュー、味付け、インテリア、オーダーシステム、サービス、すべてにおいて日本そのもの。和食の店の従業員はアジア系非日本人のことが多いけど、ここは従業員も日本人が多くてちゃんとした日本語をしゃべってるし、サービスレベルも日本並!これはかなり感動モンです。オーストラリアにいることをすっかり忘れてしまいそうでした

外国人が日本へ旅行して感心することの一つが居酒屋。もっとオーストラリアにも来れば売れるのにな~と残念に思っていたので、今回の出店は日本人としてもお客さんとしてもすごくうれしいです。世界各国のレストランがひしめくなかでも、この居酒屋は趣向という点で突出してます。職場のアジア系同僚の間でもちょっとした話題になっています。日本のパワー、おそるべし!そしてここまで日本のスタイルにこだわって店作りをした経営者に拍手喝さいです

テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

和菓子入門 ~桜餅

長い冬もそろそろ終わり。最近めっきり暖かくなって、朝起きるのもつらくなくなってきました。日本もそうでしょうけど、厳しい気候が緩んでくる季節の変わり目はなんだかウキウキしますね

冬籠りの間は週末にケーキを焼くことも多かったけど、たまには日本人らしくお抹茶でほっこりした~い→でも抹茶に合うお菓子がなーい→なければ自分で作る ということで春らしく桜餅を作ってみました。でも桜の葉の塩漬けがないので、はだかんぼうの桜餅です。

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外側のおもちは意外と簡単にできました。道明寺粉と砂糖と水を混ぜる→電子レンジ→蒸らすを二回繰り返しただけで、ツブツブのおもちができました。

中身のこしあんはやっぱり手間がかかりました。あずきを一晩水につけてから長時間煮て粒あんを作るだけでもかなり時間がかかります。そしてその後皮を取り除かなくちゃいけないんだけど、こし器がない!しかたなく手持ちの丸いざるでこしました(どこかにこし器売ってるんでしょうか?)。でもこれだけだと不十分だったので、必殺技のフードプロセッサーでペースト状に。かなり満足なおいしいこしあんができました。最後におもちでくるんで完成です。

いやはや日本の反対側で桜餅が食べられるとは。和菓子と一緒にお抹茶を味わうのもやっぱりいいですねぇ。この次は白あんに挑戦です。白あんができればねりきりだって作れちゃうし。わー日本人だな~。

テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

Masterchef は私の料理の先生

オーストラリアでは今料理番組が花盛り。エンターテインメントと料理講座の要素を合わせ持つ番組がたくさんあります。日本の「料理の鉄人(Iron Chef)」もそのひとつ。日本で放送されていたのは10年以上前なので、審査員のタレントの姿も10年前、懐かし~い映像にこんなところで出会えるとは!

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そんな番組の中でも一番人気は Masterchef Australia です。もともとはイギリスの番組ですが、オーストラリア以外にも、アメリカ、ニュージーランド、インド、マレーシア、ギリシャなど、いろんな国に伝播していて、オーストラリアでは今シーズン3をやっています。あまりの人気に、去年のシーズン2のときは首相選のための党首討論の放送がこの番組とかち合うので、わざわざ討論の時間をずらしたほど。たかが料理番組が政治日程を変えてしまうなんて

この番組では一般公募で選ばれたアマチュアシェフたちが料理の腕を競って対決します。一番悪い評価をもらった人が一人一人抜けていき、最後に残った人がマスターシェフになれるというもの。与えられた材料を使った料理をその場で考えて作ったり、ビーチやレストランに出かけて行ってお客さんに料理を作って提供する現場体験、セレブリティ・シェフとの対決、脱落者決定戦など、いろんなプログラムが用意されています。審査員はプロのシェフや料理評論家です。私がいつも楽しみにしているのは、「マスタークラス」という料理教室。世界の有名シェフが出演して料理の手ほどきをしてくれたり、海外ロケで現地のシェフに各国料理を習う企画も魅力的です。

挑戦者はみんな料理に関係ない職業をもつ老若男女。職業もセールスマン、ダイビングインストラクター、音楽家、IT技術者、会社の事務職、などさまざまです。前シーズンのマスターシェフは弁護士でした。番組収録中は脱落するまで最高半年ぐらいの間はみんな同じ宿泊所に泊りこみ、公平性を保つために外界からシャットアウト。電話、携帯、インターネット、外出は厳しく制限されるのです。日本だったら仕事を半年も空けるなんて考えられませんね~。

アマチュアとはいえ、ギリシャ料理から韓国料理まで、ウサギからアヒルまで、そして魚料理からデザートまで、与えられた課題はなんでもこなさなくてはいけないので、かなりの腕と知識が必要。将来は飲食業界で働きたい人、レストランを開きたい人など、料理には相当の情熱と夢を持った人ばかり。60歳を過ぎても夢を実現するためにがんばっている人もいてステキです。マスターシェフになった人には賞金のほか、プロのシェフの料理教室に行ったり、自分の料理本を出版するチャンスが与えられます。

この番組はインターネットと完全にリンクしています。で、番組放送中はFacebook内に作られたコミュニティサイトに数秒ごとに視聴者から感想が書き込まれ、視聴者と製作者のコミュニケーションツールになっています。週に6日の放送直後には番組ウェブサイトでその日の全放送内容がストリーミングで見られるようになり、過去のすべての放送も無料で見ることができます。ちなみに民放のみならず、日本のNHKに当たるABC放送も過去の収録番組をネットで無料で見れます。保守的な日本のテレビ業界では通信と放送の融合が遅々として進みませんが、世界ではネットを使ったテレビ番組配信は普通のことになりつつあります。

番組ウェブサイトのもう一つの魅力はレシピ。過去の放送で扱ったレシピをPDFでダウンロードできるのです。おいしそうなレシピを探すのは私の楽しみの一つ。シェフのレシピはプレゼンテーションもすごく参考になります。こちらの食材にはだいぶ慣れてきたものの、まだまだ使ったことがない生鮮食材や加工食品がたくさん。この国で入手できる材料や調理器具を使った料理を早く覚えたい私にとって、この番組は本当に助かってます。番組で使われるステキな調理器具を観察するのも大きな楽しみ。将来はこんなフードプロセッサやミキサーを使って料理がしたいな~なんてウットリしながら見ています。

オーストラリアに来てから料理を取り巻く環境が180度変わってしまいました。魚の種類は少ないけど、肉の種類はすごい!オージービーフを始めとして、子牛、和牛、鶏、豚、羊、七面鳥などいろいろ、その上肉の部位もたくさんありすぎてもう大変。売り場には骨付き肉や人の頭ほどの肉の塊がボンボン置いてあります。そして世界の食材が身近にあります。調理にはオーブンや電気調理器をよく使うし、鍋の種類も違う。今のアパートのキッチンの調理台は日本で借りていたアパートの6倍ぐらいあります。残業がないので、仕事が終わってから食料の買い出しに行ってディナーを作ったあとケーキまで焼けちゃう。こんな環境の中で、今まで作ったことがなかったいろんな料理に挑戦したい!と腕が鳴ります。

テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

和食をもっと知ってほしい!

オーストラリアに来て困ることの一つは和食材が少ないことです。アジア食品店はいろいろな所にあって、調味料やお茶や乾物、加工品を手に入れるのは、種類を選ばなければそれほど難しくありません。日本のお米だって手に入ります。でも魚や野菜といった生鮮食料品は圧倒的に種類が少ないし、手に入れにくいのです。ここに住んでいて改めて感じるのは、和食というのは本当に素材ありきの料理なんだなっていうこと。

魚料理だと、鯖の味噌煮、ぶりの照り焼き、かれいの煮つけ、鯵のたたき、さんまの塩焼き、たらちり、あさりの酒蒸し・・・素材によって代表的な調理方法があって、素材の良さを生かす定番料理がたくさんあります。だからその料理を作るにはその材料がないとだめなのです。野菜もしかり。代わりの材料を使うこともできますが、もともとの料理を知っている身としては、あーやっぱり本来の素材がいいなあーなんて思ったりして。日本に住んでいたときは和食はいろいろ研究していて、母直伝のレシピもたくさん持ってきましたが、材料が限られているため、一部しか役にたちません。

オーストラリアで魚といえば、単にシーフードのカテゴリーの一つで、えび、かに、ほたて貝、ムール貝、牡蠣、それに魚がいくつか、なんて感じです。レシピを見ても、フィッシュ・アンド・チップスとか、フィッシュケーキとか、魚の名前が特定されていなかったり、名前が書いてあっても別の魚でも代用できるものも多い。オーストラリアで人気のインターナショナル料理のひとつインド料理にしても、「フィッシュカレー」とか。なんだーフィッシュカレーって!魚ならなんでもいいのか!?はい、なんでもいいんです。スパイスを入れればなんだって同じですから。和食の場合は、鯵のたたきは鯵じゃなくちゃだめ、ぶりの照り焼きはぶりじゃなくちゃだめなんです。

オーストラリアはヨーロッパやアフリカ、アジアからの移民が多いので、インターナショナル料理はどこにでもあります。アジアは距離的に近く休暇に行く人も多いので、アジア料理もとても身近です。ファーストフードといえばアジア料理だし、レストランもたくさんあります。インド、ベトナム、中華、タイなどの代表的なアジア料理の食材は普通のスーパーで簡単に手に入ります。お米だって長粒米から短粒米まであらゆる種類があり、バスマティライス、ジャスミンライスなど、インターナショナル料理を作るには便利な環境です。テレビでは、アジア系の料理タレントが流暢な英語で自国の料理の作り方を一つ一つ丁寧に解説していて人気です。日本でもインターナショナル料理は身近ですが、普通のスーパーにはそれほど海外の食材は置いてないし、日本人はカレーのように海外のものを自国流にアレンジしてしまうのが得意ですから、一般家庭での本格的なインターナショナル料理は必ずしも一般的でないのかもしれません。

オーストラリアで和食といえばすぐ思い浮かぶのがファーストフードの巻きずし。ビジネスマンがクイックランチに10cmぐらいの長さのデカ巻きずしをほおばる姿はよくある光景です。でも中身はスパイシーチキンとか、ビーフとか、本来の寿司とはかけ離れてますけどね。和食レストランは味がまともなのは高級路線になりがちで、値段はばか高いのに量はこれだけ?だったり。値段が手ごろでおいしい和食を出す店はあまりありません。庶民派のレストランやファーストフードは中国人や韓国人経営が多く、日本ではありえない中華風和食、韓国風和食を平気で和食と称して売っているというケシカラン状況です。

和食はバラエティに富んでおいしくて健康的な、世界に誇れるすばらしい料理です。この国でいろいろな国の料理に触れてもなお、やっぱり和食はすごい。お手頃な値段の普通の和食をもっと多くの人達にもっと知ってほしいと思いますが、海外に出る日本人が少なく、広める人がいない状況では難しいですね。テレビで日本人が英語で和食の作り方を解説する料理番組なんてちょっと想像できないし。食材が少ないという不利な状況も、消費者が知らないから需要もないわけで、「なにィ~鯵も置いてないなんてケシカラン!」とお客に言われる状況になれば話は違ってくるんだけどなあ。

先日会社の同僚を家に招いて普段の和食をふるまったら、日本の普通の家庭料理は食べたことがないととても喜んでくれ、熱心にレシピを訊いていました。手に入る食材でいかに日本の味を作るかをもっと研究し、普通の和食を知らない多くの人達にその良さを知ってもらいたいと思います。日本のいいところをどんどん世界に広めるのはすばらしいことですから。

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和菓子入門 ~おだんご

先日日本に帰国したとき、おみやげにもらった「おだんごの粉」でおだんごを作りました。中身はうるち米ともち米です。ゆでた後フライパンで焼きました。種類はみたらしだんご、きな粉だんご、よもぎだんごの三つ。

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大好物のみたらしだんごのたれはしょうゆ、砂糖、ポテトフラワー(片栗粉)で簡単にできました。これぞ懐かしの味!きなこは日本で買ってきたもの。日本にいたときはきなこはお正月にお餅と一緒に食べるぐらいで、別にどうってことなかったけど、きなこって本当はおいしいんだな?と初めて知りました。よもぎだんごは日本から買ってきたよもぎの粉。ちゃんと香りがあるのかどうか心配だったけど、よもぎのいい香りがぷ?んとして懐かしの味!色もきれいに緑に染まりました。これに手作りあんこを添えました。

なんでもない駄菓子だけど、これがなぜかおいしい!日本にいたら絶対自分では作らなかったと思います。だんごなんてどうしてもなくてはならないものじゃないし、どこででも安く買えるし、第一日本の生活は忙しすぎてそんなことする暇なんかない!米粉もきなこも中華食材店で手に入るので、今度は輸入食材に頼らず、オーストラリア版だんごを作ってみたいと思います。

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おまけですが、オーストラリアに来て初めてお抹茶を点てました!日本でお茶菓子を買ってきたのでようやく実現です。お干菓子なんてただの砂糖のかたまりで、別にそれ自体おいしいものじゃないんだけど、繊細な見た目と季節感にこだわる日本人の感覚ってやっぱりすごい。お気に入りのお茶碗で飲むお抹茶はやっぱりおいし?い!普段日本語を使う機会もあまりない私は日本人に戻ったみたいでほっとします。


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ジャンル : 海外情報

和菓子入門 ~白玉あんみつ

この国でケーキやクッキーなどの洋菓子を作るときは、材料や器具は充実しているし、賃貸アパートでもオーブンはついているし、環境は申し分ありません。でも日本を離れてなんだか恋しくなるのが和菓子です。日本にいたときはあまりにも普通すぎてどうしても食べたい!とは思わなくて、むしろケーキの方がうれしく感じたし、まわりのウケもよかったです。この国に引っ越して来たら、まわり中甘い甘いケーキやクッキーであふれているので、なんだかあたりまえになってしまいました。自分で作れば砂糖の量を調整できるし、ケーキ作りはとっても楽しいけど、最近はむしろ和菓子が作れたらいいなあと思うようになりました。

こちらに来てたまに作っているのがあんこです。日本にいたときは母の作るお汁粉やおはぎに甘えていて自分で作ることはなかったのですが、ないなら自分で作るしかない!日本の高い缶詰が売っていることは売っていますが、小豆は中華材料としてとても安く手に入るので、自分で作ったほうがだんぜん得です。たくさん作って冷凍しておけば食べたい時にいつでも食べられます。

それから日本の庶民の味、白玉。白玉粉も中華食材店に行けばGlutinous Rice Flourとしてすごく安く手に入ります。日本にいたときは白玉なんて特に美味しいものでもないし、わざわざ作って食べたいなんてまったく思いませんでした。でもこちらで食べるとなんだかほっとします。

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抹茶白玉あんみつ

和のデザートで良く使われる寒天はここでは見たことがありません。ゼラチンでもいいけど、やっぱり食感が微妙に違う。でもありました、やっぱり中華街に!アガーです。アガーは日本では粉末で売られているようですが、見つけたのは寒天のような固形。常温で固まり、無色透明なのでフルーツゼリーにもいいみたいです。これで羊羹にも挑戦してみようと思っています。羊羹も日本にいたときはほとんど食べなかったのですが。

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アガー

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タピオカ入りココナツミルクゼリー

この国で和菓子を作るには、安くて種類も豊富な中華食材店を使い倒すのがカギのようです。これはお菓子に限った事ではなく、食全般にいえることですが。やっぱり日本人の食は移民の数では圧倒的に強い中国人の恩恵にあずからなくてはいけないようです。中国語がわかるととても暮らしやすいんですけどね。これからもっと研究して、いろんな和菓子を作ってみたいと思います。



テーマ : オーストラリア
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インド料理修行

インド人の同僚が仕事の後ディナーに招待してくれました。夕方5時に職場を出て彼女の家に直行です。キッチンには香辛料の瓶がずらり。毎日の料理はこの香辛料のコンビネーションで決まります。彼女は毎日仕事から帰ると、これらの香辛料を使った料理を何品か作ります。

この日の主食は小麦粉と水を練って作るロティ。毎日手作りするのだそうです。この日は私のために色も香りもいいハーブと香辛料入りのスペシャルロティを作ってくれました。いろんな種類のお皿を作ることと、主食を作るのに手間かかるのはちょっと和食に似ています。

生地を丸めて専用の台で薄く延ばします。ピザやタルトよりもずっと薄いので破れないように注意。
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専用のフライパンで頻繁にひっくり返しながら一枚一枚焼きます。油は敷きません。薄いので手際よくしないと焦げます。とーっても楽しくてやみつきになりそうです。
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ロティ作り修業の図。すっかりコツを覚えました。これで私もインドシェフ?
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魚のマリネと、ロティと一緒に食べるトマトベースのソースを作りました。基本のターメリックとチリの他にコリアンダー、ジンジャー、マスタードシードなどを使いました。このカップルも私より少し前にオーストラリアにやってきたIT移住組。仲の良い新婚さんです。
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インド料理は香辛料さえあればOK。海外でも気軽に運べるので、大きな袋入りで売ってます。彼女たちはオーストラリアで自国の料理を毎日食べるのは何の問題もないそうです。それに引きかえ和食は食材が命。この国では調味料はあっても食材がないのでつらいなあ。つくづくインド人をうらやましく思うのでした。


テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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